2024年に登場する予定のマスタングGT3は、フロントとリヤに特注のショート-ロングアームサスペンションを装備するほか、カーボンファイバー製ボディパネル、リヤにマウントされるトランスアクスルギアボックス、GT3のターゲットを達成するために開発された独自のエアロパッケージよって構成される予定だ。
2016年のル・マン24時間レースで、フォードGTを駆りLMGTEプロクラス優勝を果たしたメンバーの一員であるジョーイ・ハンドは、新型マスタングGT3のテストドライバーのひとりに指名された。
ハンドは、「フォードと一緒に、また素晴らしいスポーツカーレース・プログラムの第一線に立つことができて最高の気分だ」と語った。
「僕はもちろん、サーキットでレースをして勝利することが好きだが、このマスタングのようにまったく新しいレースカーの開発に参加することも楽しみだ」
「フォードGTのプログラムでは多くのテストを行った。この新しいクルマをレースに向けて準備するために、フォードやマルチマチックの仲間と一緒に、ふたたび仕事ができるのは素晴らしいことだ」。
ワークスプログラムに参加するレースドライバーをまだ発表していないアメリカのメーカーは、GT3仕様のマスタングの開発に加え、2023年にデビューを予定する新型マスタングのGT4モデルを展開していく予定だ。
現行のマルチマチック製GT4モデルは2017年にデビューし、その後複数回にわたってアップデートが行われてきた。
「マスタングGT4のプログラムをサポートし続けることは、我々にとって重要な役目のひとつだ」とラッシュブルックは述べる。
「私たちは現行のGT4モデルで、ここ北米だけでなくヨーロッパでも多くの成功を収めている。2023年には、そこで真新しいマスタングGT4をカスタマーに供給できることを楽しみにしている」
「このことについては近い将来、さらに詳しく伝えることができるようになる」