アイアン・デイムスのもっとも新メンバーであるボビーは、2021年のポール・リカール1000kmでチームにデビューした。彼女は、最初から3つのシリーズのプログラムを確認されていることで、今年に向けて自信を深めることができると信じている。
「今シーズン私たちがやろうとしていることは、私がモータースポーツをやってきた過去10年間をカバーしてしまうことなの!」とボビーは述べた。
「そのようなプログラムがあることは、私にとって非常に印象的ね。昨年はすべてがあっという間に終わってしまった。正直に言って、私にとって1レース1レースが勝負だったの。対称的に今年は良い準備をする時間があった」
「グループ内の結束は非常に良い。そして、それはとても重要なことね。私たちはトラック上で行うことだけでなく、トラックの外で行うこともベースにしているため効率的に作業を行うことができるの」
「私にとって、このようなグループに参加するのは初めてなので本当に素晴らしく、とても楽しんでいる。一生続くたくさんのお土産を一緒に作っている感じね」
■選手権の切り替えは課題のひとつ
アイアン・デイムスにとって、3つのタイヤメーカーの製品を絶え間なく切り替えていくことは大きな課題のひとつだ。
WECのLMGTEアマクラスはミシュラン、ELMSのGTEはグッドイヤー、GTWCヨーロッパではピレリというように、それぞれのクラス/シリーズにタイヤメーカー各社が独占供給している。
フレイ、ガッティン、ボビーの3名は先週、ポール・リカールで2日間を過ごし新しいピレリP Zero DHFに適応したのち、バルセロナでグッドイヤーのタイヤテストに参加した。先週末にはWECのプロローグテストのためにセブリングへ渡り、開幕戦の1000マイルレースに向けて準備を整えている。
「もう少し時間と走行距離が必要だけど、ドライバーの立場からすると非常に興味深いこと」と語ったフレイ。
「重要なのは、別のタイヤを履いたときに何が起きるかを知ること。そうすれば心の準備ができるから。私たちは多くの情報を収集している。これは全員の将来に役立つはずよ」
ボビーはさらに、3つの選手権を戦っていくことの重みがシーズンの初めにいくつかの困難をもたらすかもしれないが、このキャンペーンはグループ全体にとって「大きな財産」になるはずだと付け加えた。
「あるクルマから別のクルマへ、そしてまた別のクルマへとジャンプしていくことは間違いなく難しい」ことだと彼女は言う。
「最初はそれに適応するのが難しく少し苦労する。しかし最終的には、私たちがより良いバックグラウンドを構築するのに役立つはずだと思う」
「それができれば、まるで自転車に乗るようにもので一生のものになる。シーズンの初めのうちはチャレンジだとしても、終わりには大きな財産になると信じているの」
