投稿日: 2022.05.07 16:12
“190km/h”という足かせの余波。LMH時代のハイブリッドは「したたかに使う」【トヨタGR010開発の裏側(2)】
Kota Sera
6月11日〜12日に決勝レースが行われるル・マン24時間に向け、トヨタGR010ハイブリッドのエンジンやモーター、バッテリーなどのハイブリッドシステムを送り出す『出荷式』をトヨタ自動車東富士研究所(静岡県裾野市)で見学。その後、ハイブリッドシステムの開発に携わる2名の技術者から話を伺う機会を得た。
佐藤真之介氏(GRパワトレ開発部 主幹)は主にエンジンの開発を担当、立松和高氏(GRパワトレ開発部 主幹)はモーターやインバーター、電池などのいわゆる“電気もの”を担当する。
前編に続き、この後編では主に“電気”に関わる部分について、開発の裏側を聞いた。