ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.05.07 02:25
更新日: 2022.05.07 04:05

グリッケンハウスが僅差の争いを制し初ポール。トヨタは3&4番手/WEC第2戦スパ予選レポート


ル・マン/WEC | グリッケンハウスが僅差の争いを制し初ポール。トヨタは3&4番手/WEC第2戦スパ予選レポート

 続いて18時40分からは、ハイパーカー&LMP2クラスの10分間の予選セッションとなった。トヨタGAZOO Racingでは7号車GR010ハイブリッドで小林可夢偉が、8号車GR010ハイブリッドではブレンドン・ハートレーが予選アタックを担当。

 アルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソンではマシュー・バキシビエール、グリッケンハウス・レーシングの708号車ではオリビエ・プラがステアリングを握っている。

 アウトラップ、レ・コンブでインターユーロポル・コンペティション34号車オレカ07・ギブソンのエステバン・グティエレスをパスしようとした際、コンタクトを避ける形でユナイテッド・オートスポーツUSA22号車オレカのフィリペ・アルバカーキがスピンを喫する。

 1周目のアタックでは、グリッケンハウスのプラが2分02秒771をマークして、まずは暫定トップに。これにアルピーヌのバキシビエールが2分02秒999と肉薄する。さらにLMP2クラスのチームWRT31号車オレカのロビン・フラインスが続いた。トヨタの2台は首位から3〜5秒ほどのギャップで1周目のアタックを終える。

 トヨタはアタック2周目にはハートレー、可夢偉ともにタイムを縮め上位へと浮上したが、アルピーヌの背後、3〜4番手となる。

 LMP2クラスではJOTA38号車、ユナイテッド22号車、AFコルセ83号車、リシャール・ミル・レーシング1号車、JOTA28号車の各陣営はいったんピットへと戻ってから再びコースへ出ていき、最終アタックに臨んだ。

 一方、グリッケンハウスとトヨタの2台、そしてこの時点でLMP2クラス首位のWRT31号車、同2番手のプレマ・オーレン・チーム9号車オレカのルイ・デレトラズらは、チェッカー前にピットへとマシンを戻し、アタック終了。ほかのマシンの結果待ちとなった。

 上位勢ではアルピーヌのみがチェッカーまでアタックを続けたが、惜しくもベストタイム更新はならず。これでグリッケンハウスのWEC初ポールポジションが決まった。

 LMP2クラスでは、いったんピットに戻ったあとに再びアタックをした陣営を中心に、チェッカーが振られるなか次々にタイムを更新。

 まずはユナイテッド22号車のアルバカーキがWRT31号車に続くクラス2番手へと浮上。しかしその直後、AFコルセ83号車のアレッシオ・ロベラがフラインスのタイムを上回り、総合5番手、クラストップに躍り出た。

 これでハイパーカー&LMP2の予選セッションが終了。ポールにグリッケンハウス、2番手にアルピーヌが続き、トヨタの7号車が3番手、8号車が4番手という結果となった。

 総合5番手がLMP2クラス首位のAFコルセ83号車。以下、WRT31号車、ユナイテッド22号車、プレマ9号車、ノルマン・ナトがアタックを担当したリアルチームbyWRTの41号車と続いている。

 6時間で争われる決勝レースは5月7日、現地時間13時(日本時間20時)にスタートが切られる予定だ。

最終アタックでLMP2クラスの最速タイムをマークしたAFコルセ83号車オレカ07・ギブソン
最終アタックでLMP2クラスの最速タイムをマークしたAFコルセ83号車オレカ07・ギブソン
小林可夢偉のアタックにより予選3番手となったトヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド
小林可夢偉のアタックにより予選3番手となったトヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド
ポールポジション獲得を喜ぶオリビエ・プラとピポ・デラーニ
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