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 IMSAのジョン・ドゥーナン代表は先月、ウェザーテック・スポーツカー選手権が2023年のスケジュールに、IMSAミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)のラウンドを追加する予定はないと述べている。

 一方のペンスキーは、インディアナポリスでのスポーツカーレースは「耐久レースでなければならない」と主張している。

 ドゥーナンは、「チーム予算に配慮しなければならないため、今のところ(IMSがカレンダーに加わる予定)はない」と、ロングディスタンスレースが新たに追加される可能性についてSportscar365に語った。

「あらゆる選択肢を検討している。いつものようにパートナーやチームにとって、もっとも価値のある会場を探しているんだ。私たちのレーダーには選ばれた会場のグループがある」

「ペンスキー氏は、私たちに来てほしいということを明確にしている。しかし我々はIMSだけでなく、他のいくつかのサーキットともつねにレースの可能性について話をしているんだ」

 ペンスキーは、インディアナポリスがアメリカでの耐久レースの「完璧な場所」であると宣言しており、彼のペンスキー・コーポレーション・グループは2019年末近くにこの有名な施設を購入した。

「我々はチームが受ける経済的影響は何か、スケジュールはどうなっているのかを見なければならない」とペンスキーは述べた。

「インディアナポリスに関しては、我々の腕は大きく開かれている。私たちはこの国の真ん中にいる。東からも西からも訪れやすい完璧なロケーションだ。いずれわかるだろう」

 ルキアンは、ペンスキーが事前協議を行ったという話を裏付ける一方で、WECが現段階で積極的にインディアナポリスでのレースを計画しているわけではないことを強調した。

「アメリカは我々にとって非常に重要なマーケットだ」と同氏は語った。

「その機会を排除するのは愚かなことだ。私はロジャー(・ペンスキー)を尊敬しているし、彼が言ったことは本当に正しいと思っている」。

「何度か話し合いはしているが、現時点ではその計画ない。答えるのはとても難しい。もし、私が『そう、このアイデアに真剣だ』と言えば、誰もがそれを計画として理解するだろう。いまのところそれは計画ではない。しかし、耳を傾けないのは愚かなことだ」

「もしもチャンピオンシップを延長することなったときに、アメリカで第2のレースを開催してはどうだろう? となったとすれば、この機会を得ることができる。近い将来、それが起きないとも限らない」

 WECはすでにセブリング・インターナショナル・レースウェイでアメリカラウンドを開催しており、1000マイルレースはIMSAモービル1・セブリング12時間レースと週末をともにしている。

 WECのアメリカラウンドを2回開催する余地があるかどうかという質問に対し、ペンスキーは「ダメな理由がわからない」と答えた。同じ質問を投げかけられたルキアンは、「なぜダメなんだ、将来的には」と述べている。

ポール・トゥ・ウインで開幕戦ウイナーとなった36号車アルピーヌA480・ギブソン  2022WEC第1戦セブリング1000マイルのスタートシーン
ポール・トゥ・ウインで開幕戦ウイナーとなった36号車アルピーヌA480・ギブソン  2022WEC第1戦セブリング1000マイルのスタートシーン

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