フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンのGTE車両により争われたLMGTEクラスでは、オマーン・レーシング・ウィズ・TFスポーツの69号車アストンマーティン・バンテージAMR(アーマッド・アル・ハーティ/マルコ・ソーレンセン/サム・デ・ハーン)が、オープニングスティントでアル・ハーティが見せた圧倒的な走りにより、クラス優勝を遂げた。
アル・ハーティからバトンを受けたデ・ハーンは、ジョニー・アダムのドライブするチームメイトの95号車アストンマーティンに追いつかれ、先行を許す。
しかし、95号車がピットに入ってヘンリック・チャベスに交代すると、再び69号車がリードを取り戻した。その後はソーレンセンがチェッカーまでリードを保ち、69号車、95号車の順で、オマーン・レーシングのアストンマーティンによるワン・ツー・フィニッシュ達成となった。

ケッセル・レーシングの57号車フェラーリ488 GTE Evo(木村武史/フレデリック・シャンドルフ/ミケル・イェンセン)はクラス3位でチェッカーを受け、暫定表彰式にも登壇したが、レース後の車検でリヤディフューザーが規則に適合していないと判断され、失格となった。
これにより、スピリット・オブ・レース55号車フェラーリが3位へと繰り上がっている。
次戦ELMSは7月3日、同じくイタリアのモンツァで開催される。




■ELMS第2戦イモラ4時間レース