「モンツァについては、僕にとって信じられないほどエキサイティングなことだ」と語ったロシター。
「このプロジェクトの最初の日から(レースに)参加できることは本当に“マジカル”なことで、すべてのクルーとドライバーと一緒にモンツァでレースをする機会を得たことは非常に特別なことに思える」
プジョーにとってのWECモンツァは、2011年のILMCインターコンチネンタル・ル・マン・カップ最終戦の珠海以来、初めて参戦するトップレベルの耐久レースとなる。
フィノーは、ル・マン24時間レースの欠場を「簡単な決断ではない」としながらも、プジョーの開発スケジュールを考えると6月中旬の開催はつねに厳しいものだったと述べた。
「チームにとってそれは難しい決断だった。なぜなら、誰もが今年のル・マンに参加したかったからだ」と同氏。
「プログラム(が始動した)当初は、今シーズンは9月に始まり(2023年の)ル・マンで終わることになっていた」
「(しかしその後、シリーズの)カレンダーは更新され、2022年に始まるシーズンの開幕がとても早くなり、ル・マンもそうなってしまった」
「ホモロゲーションの取得と同時に車の設計が凍結されるため、(2022年のル・マンに間に合うタイミングで)期待されるレベルの信頼性と性能を持つことは非常に困難だった」
「今回私たちが下した決断に無理はなかったが、我々はル・マンからわずか数週間後に現地入りすることになる」