更新日: 2022.06.02 18:05
アウディ、LMDh中断後もWRTによるGT3プログラム継続を期待。一方、チームはBMWと接触
Sportscar365は、チームWRTがBMW Mモータースポーツと事前に接触し、両者が将来のプログラムオプションを描こうとしていることを理解している。
BMWは、DTMドイツ・ツーリングカー選手権に用いたV8エンジンをターボ化したユニットを搭載したLMDhで、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスへの参戦を検討していることが知られているが、チームRLLとのIMSA GTPでの2台体制以外のプログラムは発表していない。
BMW Mモータースポーツ代表のアンドレアス・ルースは、先月スパ・フランコルシャンで開催されたWEC第2戦スパ6時間に姿を見せ、その一環としてWRTのガレージを訪れた。
「我々は公式にWECでのプログラムを考えていると言った」とルースはSportscar365に語った。
「市場にはいくつかの興味深いチームがある。WRTがどれだけのレースで勝ったかを見れば、彼らも我々と一緒に仕事ができる重要なパートナーのひとつになるだろう」
「しかし、ル・マンやWECのプログラムが承認されない限り、今のところ何も話し合うことはできないんだ」
BMWがハイパーカークラスに参戦する可能性がある場合、パートナーチームがGT3など他のレースプログラムでBMWブランドを掲げる必要があるかどうかについて、「私たちはそれについて考えたことがない」とルースは述べた。
「私たちのGTプログラムには、かなり強力なチームがある。まずはWECに出るか出ないか、その判断をしなければならない」
「それから、(LMDhとGT3の)組み合わせが可能かどうかを考えなければならない。これらの話は現時点ではまだ遠すぎるんだ」