ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.06.08 10:08
更新日: 2022.06.08 10:09

「リスクを冒すか、否か」。5年ぶりのル・マンに挑むトヨタ平川亮が感じる“難しさ”と、初体験の“驚き”


ル・マン/WEC | 「リスクを冒すか、否か」。5年ぶりのル・マンに挑むトヨタ平川亮が感じる“難しさ”と、初体験の“驚き”

 テストデーでは7号車のホセ・マリア・ロペスがトップタイムをマークしたものの、2番手グリッケンハウスとは僅差。トヨタは今季開幕戦から続く、フロントのハイブリッド・モーター作動可能領域“190km/h”というBoPが、このル・マンでも継続している。

 これについて可夢偉は、「このサーキットで、コーナリングで190km/以上という面では、スパほど大きなダメージは感じない。ダメージはもちろんあるものの、まだル・マンなら、もうちょっと力出せるのかなという感じはします」と語っている。

「路面がどうなっていくか、雨があるか、他のカテゴリーがどれくらい走るかで路面のでき具合が変わるし、ル・マンでは風向きでも大きく変わる。だから、現段階では予選のタイムは読めません。ただ、秒(単位)で上がるのは間違いないですね」

 ル・マンウイークの戦い方を知る可夢偉は、この“路面の読み”こそが、8日から始まる走行では、大事になってくると強調する。

「路面をしっかり読むことですね。この先どういうふうに上がっていくのか。だから、いまあんまり慌てないっていうのもすごい大事で、早い段階で合わせてクルマが良かったのに、そこからだんだん駄目になっていって、レースのときに全然駄目……というのはまずいので、 路面がどう上がるかを見ながら、クルマを合わせていければなと、僕は思ってます」

 レースウイーク走行初日の8日は、3時間のフリープラクティス1、1時間の予選、2時間のフリープラクティス2(ナイトセッション)が行われる予定だ。

7号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブする小林可夢偉。2022年からはチーム代表も兼任
7号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブする小林可夢偉。2022年からはチーム代表も兼任
サルト・サーキットでのオートグラフ・セッションに出席する平川亮
サルト・サーキットでのオートグラフ・セッションに出席する平川亮


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