ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.06.09 03:44
更新日: 2022.06.09 15:40

トヨタ7号車が最速。小林可夢偉、赤旗と降雨に見舞われた予選で暫定ポール獲得/ル・マン24時間


ル・マン/WEC | トヨタ7号車が最速。小林可夢偉、赤旗と降雨に見舞われた予選で暫定ポール獲得/ル・マン24時間

 その後、雨脚が強まり降雨エリアも広がったことで各車はアタックを諦めピットへと戻っていき、コース上に残るクルマはわずかとなった。ブレンドン・ハートレーのアタックで3分40秒842を記録し、総合29番手/クラス5番手となったトヨタ8号車も同様に引き揚げていく。

 残り10分を切ったタイミングでセバスチャン・ブエミが乗り込んだ8号車トヨタがピットアウト。LMP2クラス4番手につけている23号車オレカ07(ユナイテッド・オートスポーツUSA)と暫定首位の31号車オレカ07も再度コースに出たが、いずれもタイム更新はならず。この結果、ハイパーカークラスでは可夢偉組7号車トヨタが暫定ポールを獲得し、グリッケンハウスの2台とアルピーヌが続くトップ4に。

 LMP2クラスもセッション前半に上位につけた31号車、38号車、41号車、23号車がトップ4ポジションを維持し、23号車の姉妹車である22号車オレカ07(ユナイテッド・オートスポーツUSA)と、これに続いた9号車オレカ07(プレマ・オーレン・チーム)の計6台がハイパーポール進出の権利を手にしている。

 LMGTEプロクラスは、ローレンス・ファントール駆る92号車ポルシェ911 RSR-19が3分50秒999というタイムで予選トップ通過を果たしポルシェGTチームは、63号車シボレー・コルベットC8.R(コルベット・レーシング)を挟んで91号車ポルシェ911 RSR-19がクラス3番手となった。フェラーリ勢はAFコルセとライリー・モータースポーツの計3台すべてが下位に沈み、後者の74号車フェラーリ488 GTEエボがハイパーポール進出を逃している。

 LMGTEアマでは98号車アストンマーティン・バンテージAMR(ノースウエストAMR)が、このクラスで唯一3分53秒台を切る3分52秒559でクラス首位に立ち、木村武史がメンバーに加わる57号車フェラーリ488 GTEエボ(ケッセル・レーシング)が2番手、AFコルセの54号車とアイアン・デイムスの85号車フェラーリ勢が続いた。

 その後ろではプロクラスの1台を間に挟み、クラス5番手を獲得した77号車ポルシェ911 RSR-19(デンプシー・プロトン・レーシング)と61号車フェラーリ488 GTEエボ(AFコルセ)がトップ6圏内に入り、ポールポジションへの挑戦権を得ている。

 一方、星野敏と藤井誠暢が乗り込む777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)は、藤井がアタックを担当するも、タイム抹消の影響もありクラス17番手でグリッド確定となった。

 まもなく日没を迎えるル・マンではこの後、現地22時(日本時間9日5時)からナイトセッションとなるFP2が2時間にわたって行われる。また、9日(木)は午後からFP3とハイパーポール、さらに夜にはFP4が実施される予定だ。

Dステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMR 2022年WEC第3戦ル・マン24時間
Dステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMR 2022年WEC第3戦ル・マン24時間
ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19 2022年WEC第3戦ル・マン24時間
ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19 2022年WEC第3戦ル・マン24時間


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