投稿日: 2022.07.12 07:30
更新日: 2022.07.12 09:18
更新日: 2022.07.12 09:18
アルピーヌの速さに「本当に驚いた」とブエミ。8号車はトラブル時に油圧ブレーキだけで走行/WECモンツァ
autosport web
ブエミとトヨタ8号車クルーは、最初の1時間で電子制御ブレーキに問題が発生したとき、起こりうる可能性があったレース序盤での大きな遅れを克服してみせた。
TOYOTA GAZOO Racing WECチームのテクニカル・ディレクターであるパスカル・バセロンは、マシンを“デフォルトモード”に切り替え、電子制御の不具合が解消されるまでの間、ブエミに油圧ブレーキ のみで走らせたと説明した。
「私たちはそれほど時間を失わなかった。ここから私たちが非常にうまく問題に対処したこと、チームの経験が非常に優れていることが分かる」と同氏。
「デフォルトモードに入ったので、(MGUによる回生ブレーキではなく)メカニカルブレーキになった。我々のクルマはその状態で2周した」
「それは私たちに問題を解決する時間を与えた。これは我々が準備してきたことだ。テストで準備するのとレース中に完璧にこなすのは違うが、8号車のチームは本当によくやってくれた」
「ブエミはこのようなシステム変更を管理することに非常に長けている。最終的に、私たちはこの問題からかなり早く回復した」
トラブル発生時のペースダウンと、ピットイン時のパワーサイクル(再起動)によって一時は総合5番手に順位を落とした8号車は、レース中盤のセーフティカーランを経て迎えた後半戦はおもに2番手を走行。終盤にアルピーヌに抜かれ2位に終わったが、その差はわずか2秒762だった。
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