更新日: 2022.07.27 12:21
BMW、2024年にWEC/ル・マン復帰へ。来季デビュー新型LMDhのシェイクダウンも完了
BMW Mモータースポーツの責任者であるアンドレアス・ルースは、「LMDhプロジェクトのスケジュールが非常にタイトなため、最初のシーズンとなる2023年はつねにひとつのカテゴリーに集中する計画である」と説明した。
「IMSAシリーズはこれにぴったりだ。しかし、私たちの中期的な目標は、当然ながらBMW MハイブリッドV8でふたつのシリーズに参戦し、さらにWECとル・マン24時間レースが提供する主要なプラットフォームを活用することだった」
「我々はいま、北米でのプログラムと同時に、これに向けて懸命に取り組んでいる」
「私たちは月曜日に次の重要なステップを踏み出した。このクルマはダラーラのファクトリーがあるバラーノ・デ・メレガーリでロールアウトを無事に終えた。今後は2023年1月のデイトナ24時間(IMSA開幕戦)でのレースデビューに向けた集中的なテストが開始される」
BMWは今週もバラーノに残り、LMDhマシンの走行距離を稼ぎながら各種システムチェックを行う予定だ。
現在、IMSAのGTDプロクラスでBMW MチームRLLのドライバーを務めるデ・フィリッピは、BMW MハイブリッドV8の最初のラップを無事に終えたことを「光栄だ」と語った。
「LMDhプロジェクトにおけるBMW Mモータースポーツにとって歴史的な日だった」
「ステップ・バイ・ステップでクルマのすべての機能を確認し、1日の終わりにはほぼフルパワーで何周か走ることができた。これはロールアウトの結果としては良いものだ」
「BMW Mモータースポーツ、BMW MチームRLL、BMW MチームRMG、そしてダラーラでこのプロジェクトのために懸命に働いてくれた皆に、心から感謝しているよ!」