注目の予選トップ5勢のアタックでは、カルダレッリが乗り込んだ6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボが暫定5番手に。マッティア・ドルディの12号車アウディR8 LMSエボII(アウディスポーツ・チーム・トレゾア)が7番手に入った一方、現GTWCヨーロッパ王者である32号車アウディR8 LMSエボII(アウディスポーツ・チームWRT)のドリス・ファントールはタイムを伸ばせず14番手に沈む。
予選ワン・ツーを記録したフェラーリ勢がアタックに入った頃、カルダレッリが2周目のタイム計測で2分16秒221の全体ファステストをマークした。これに対しニクラス・ニールセンの51号車フェラーリ488 GT3エボ(アイアン・リンクス)は13番手、予選をトップで通過した71号車フェラーリ488 GT3エボ(アイアン・リンクス)のアントニオ・フォコも11番手に留まったため6号車ランボルギーニのポールポジションが確定した。
2番手は88号車メルセデスAMG GT3。2列目のグリッドに54号車ポルシェと2号車メルセデスAMGが並ぶこととなった。3列目には63号車ランボルギーニと221号車ポルシェがつけ、トップ6にランボルギーニ、メルセデスAMG、ポルシェのマシンが2台ずつ入る結果となっている。
アウディ勢の最上位は7番手の12号車だ。トップ20シュートアウトに唯一進んだBMW M4 GT3の98号車(ローヴェ・レーシング)は、ニッキー・キャツバーグのアタックで16番手に。同じく1台のみのアストンマーティンとなった95号車バンテージGT3(ビーチディーンAMR)は、地元ベルギー出身のマキシム・マルタンがアタックを担当するも17番手に終わっている。オーバオールとともにこのスーパーポールでポールが争われることになったシルバーカップでは、予選20番手だった777号車のシェラーが他2台を退け総合9番手でクラス最速の座を射止めてみせた。
24時間にわたる長丁場の戦いが繰り広げられる決勝レースは、現地30日土曜の16時45分(日本時間23時45分)にスタートが切られる予定だ。このレースの模様はJ SPORTSとJ SPORTSオンデマンドで生中継される。


