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30号車アウディR8 LMSエボIIの力走によりシルバーカップ優勝チームとなったチームWRTは、アウディとともにスパ24時間レースの同クラスにおける初優勝を達成した。
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総合2位でフィニッシュしたAMGチーム・ゲットスピードのマキシミリアン・ゲーツは、前半のアンセーフリリースで20秒のペナルティを受けた混乱したレースの中で、彼の2号車メルセデスAMGも、優勝した88号車と同様にペダルボックスの問題に悩まされていたと明かした。「最終的に、僕たちは優勝に値しなかった」とゲーツ。「2位が妥当だったのだろう。これがいまの僕たちの姿だ」。
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プロ・アマクラスを制した52号車フェラーリ488 GT3エボ(AFコルセ)のアレッシオ・ロベラは、週末のレース中に2分17秒480というファステストラップを記録した。これは同じイタリア人のマルコ・マペッリ(ランボルギーニ・ウラカンGT3)が2020年に記録した従来のラップレコードを0.660秒更新したことを意味する。
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なお、ロベラはレース後の記者会見を欠席した。これについて彼のチームメイトは、「車内のエアコンが不調をきたし、その影響で体調が悪くなった」と説明している。
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スタートしたマシンのうち、多くのマシンがアクシデントに見舞われた今戦。フィニッシュにたどり着けなかったのは全体の34%に上った。これは、昨年のリタイアしたマシンの割合と同じだった。
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レース後の表彰式は、初めてスパ・ラリークロス・トラックに設けられたコンサートエリアで行われた。この場所はスパ・フランコルシャンの名物コーナーであるオー・ルージュに隣接するエリアだ。
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SROモータースポーツ・グループは、7月28~31日までの4日間のイベント全体で延べ7万3000人の観客動員があったことを明らかにしている。

