ガルフ12時間を加え年間5戦となる2023年のIGTCなど、他のGT3シリーズへのプロエントリーについて尋ねると、コレッタはオールプロのドライバーラインアップでマシンを披露することの重要性を強調した。
「我々のクルマで、すべての大陸をカバーできることを願っている。それが難しいレースはバサースト12時間になるだろう」とコレッタ。
「2023年はフェラーリ296 GT3にとって最初のシーズンであるため、このレースに向けて新車が用意できるかどうか分からない。正直なところ、それは難しいと思っている」
「一方、その後の重要なチャンピオンシップでは、すべてカバーすることになると考えている」
「このクルマについては多くの関心を寄せてもらっている。今後、(各レースで)少なくとも1台の296 GT3を見ることは難しくないと思う」
「その中でフェラーリは、プロカテゴリーにマシンを持つ必要がある。このクルマがレースに勝てることを証明する必要があるためだ。来年は非常に重要な1年になるだろう」
■ハイパーカードライバーも引き続きGT3レースに投入へ
コレッタによれば、2023年のWECハイパーカークラスに参戦するフェラーリは、LMHドライバーをさまざまなGT選手権に参加させることも想定しているという。
つまり、フェラーリがワークスドライバーを大幅に増やすことはないことが予想される。
「我々には重要な数のドライバーがいる」とコレッタは述べた。
「ドライバーはファミリーの一員であり、私にとっては(ラインナップを)維持することが非常に重要なんだ」
「彼らの一部はLMHプロジェクトに参加するだろうが、LMHだけではない。私は彼らの一部にLMHとGT3の両方に参加することを望んでいる。いつ、どこで、何をするのか理解する必要があるが、これが私たちのアイデアだ」
「いまのGTEと同じようなかたちだ。同じラインアップが世界中で行われている他のGT3チャンピオンシップでも見ることができる」
「たしかにLMHはGT3よりも重要なプログラムだが、正直に言ってたった7レースだ。年間20レースあるわけではない」
