更新日: 2022.08.16 14:00
LMDhは2023年IMSAに「新しいダイナミックさをもたらす」と新型アキュラをテストしたテイラー
彼にとってカンザスでの走行は、2013年のグランダム・シリーズにおいて、コルベットDPで行ったのが最後だった。テイラーは約10年の間にトップクラスのプロトタイプマシンが大きく進化したことを痛感している。
「(カンザスに)帰るのは本当にクールだった。当時から何が変わったかを考えると……マシンが今のようなレベルになるとは、夢にも思わなかったよ」
「まったく別のレーストラックのように感じた。ディフューザーが導入される前のデイトナ・プロトタイプだった2013年とは、すべてのやり方がまったく違うんだ」
テイラーは、今回のテストの具体的な内容については明かさなかったが、ARX-06が1月のロレックス・デイトナ24時間レースでデビューするにあたり、オレカ製のマシンで早期に走行距離を稼ぐことは、“配当金を得る”ことに役立つと述べた。
「すべてが生産的だ。うまくいってもいかなくても、学ぶべきことがある。だから、すべてが生産的なんだ」と語ったテイラー。
「物事がずっと完璧に進んでいくと、デイトナで最初の問題にぶつかるかもしれない。チームは本当に頑張っているよ」
「僕が驚いたのは、(複数回のテストを行ったことで)現在のDPiマシンが急に古いものに感じられるようになったことだ」
「ここ(第10戦の舞台となったロード・アメリカ)に立って見ていると、アキュラARX-06の美しさと先進性に圧倒されて現行車のARX-05が『もう古く見える』と感じるほどだ」
「今となっては、とてもシンプルなクルマに思えるよ。(それに対してLMDhカーは)大きな大きなアップデートを受けている」