LMP2カーをドライブするチャンスを得たピンは、現在フェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパでランキング首位に立っている。また、18歳の彼女はアイアン・デイムスの一員として7月のトタルエナジーズ・スパ24時間に参戦し、見事ゴールドクラスのウイナーとなった。WECには5月に開催された第2戦スパで、同チームから代役でのシリーズデビューを果たしている。
最年少17歳のゲアジッツはユナイテッド・オートスポーツからELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP3クラスに参戦しているドイツ人ドライバーだ。彼はAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズにも参戦するなどACOフランス西部自動車クラブが統括するシリーズに慣れているが、2022年のルーキーテスト選抜メンバーの中では唯一、WECでのレース経験がないドライバーとなっている。11月のテストではTFスポーツ、もしくはノースウエストAMRのアストンマーティン・バンテージAMRをドライブする予定だ。
WECのフレデリック・ルキアンCEOは、「我々のシリーズには非常に才能豊かなドライバーが揃っており、リロウ(・ワドゥ)、ロレンツォ(・コロンボ)、ドリアーヌ(・ピン)、フィン(・ゲアジッツ)の4人は、ルーキーとして最高の選手と比較される」と述べた。
「ルーキーテストはこれらのドライバーにとって、前日に各カテゴリーのチャンピオンを獲得したマシンで本物のサーキットテストを行うことができる絶好の機会だ」
「このテストは、WECスポーティングレギュレーションの一環として、若い才能を後押しするために行われているもので、我々は以前からこのテストが若手ドライバーのキャリアにいかに有益であるかを見てきた」
「バーレーンで4人のドライバー全員が活躍するのを楽しみにしている」
WECは後日、ルーキーテストのフルエントリーリストを発表する予定だ。

