「これまで何度も優勝まで1歩届かなかったから、ようやく安心できた」とリッキーの兄、ジョーダン・テイラー。
「弟がチームにデイトナ初勝利をもたらしてくれたんだ」
終盤の接触でポジションを落としたアルバカーキは「勝利を逃すなんて想像もしていなかった。ああいう終わり方は好きじゃない」と、リッキー・テイラーを批難する。

「彼が後ろからぶつかってきたから、僕はスピンしてしまった。しかも、(ポジションを戻すことなく)抜き去っていったんだ」
「オフィシャルがペナルティなしだと言うのなら仕方ない。ただ、それでもリッキー・テイラーとは公平にバトルをやり直したかったね」
「僕自身の判断は間違っていなかった。(スピンした後も)全力で追いかけたけど、わずかに届かなかった」
また、アルバカーキはオフィシャルに対し、控訴するかと問われ、「チームと話をして決める。彼らの判断に従うよ」と応じている。
「僕個人としては裁定に不服を感じている。彼は間違いなく後ろからぶつかってきたからね」
「賢いやりかたではなかった。これは誰の目にも明らかだよ」
総合3位にはVisitFlorida.comレーシングのライリー/マルチマチックMkXXX LMP2が入った。レインコンディションとなった夜間はキャデラック勢と互角の戦いを披露していたものの、ドライコンディションとなった終盤はDPi勢のペースに追いつくことができなかった。
日本メーカーとして唯一Pクラスに挑んだ2台のマツダRT24-Pは、総合5位を走行していた55号車がチェッカーまで残り4時間となったところで突然出火。無念のリタイアとなっている。また、僚機の70号車もレース序盤にクラッチトラブルに見舞われ、この修復作業に時間を取られたことが響き最終的にクラス12位、総合46位という結果に終わっている。
なお、55号車の出火原因は、エンジンブローではなくラインから漏れたオイルに引火したとのことだ。
