更新日: 2022.10.11 17:50
ランボルギーニ、デイトナに向け「少なくとも5台」のウラカンGT3エボ2投入を目指す
同氏は新型GT3カーのデリバリーについて、「12月から納車を開始する」と説明している。
一方、既存のウラカンGT3エボは来季の早い時期に予定されている、いくつかのイベントには引き続き使用される見込みだ。
SROモータースポーツ・グループは先日、ウラカンGT3エボ2と新型ポルシェ911 GT3 Rが、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのリキモリ・バサースト12時間およびキャラミ9時間の対象外となることを確認した。
これは、SROがデータを収集し、新型モデルを既存車のフィールドにどのように統合するかを特定するためのバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)テストの前に、これらのイベントが開催される予定であるためだ。
■エボ2開発はやがてLMDhプログラムにつながる「自然な成長」の一部とサンナ
ランボルギーニ・モータースポーツのボスであるサンナは、ウラカンGT3エボ2がランボルギーニ・スクアドラ・コルセのレーシング部門にとって「自然な成長」の一部であると述べている。
ランボルギーニは、GT3マシンに独自の開発を徐々に施しており、最新のバージョンは公道仕様のウラカンSTOバージョンへのリンクと、5.2リッター自然吸気V10エンジンのアップグレードが含まれている。
「最初のウラカンGT3からエボ2までを比較すると、私たちはスクアドラ・コルセの観点から大規模な介入をしてクルマを開発した」と説明したサンナ。
「今この瞬間、クルマは私たちの側で完全に開発されている。シャシーとギアボックスはアウディと共有しているが、それ以外の部分は完全に我々の手で設計・開発されているんだ」
「これは、クルマのライフサイクルに合わせた戦略の一環だ。GT3をスタートさせた頃は、技術面の体制は今の3分の1程度だった。だから、プロジェクトの初期に私たちの味方になって助けてくれたアウディに感謝している。今でも、必要なときには彼らと非常に良い関係、パートナーシップを築いている」
「しかし、我々の目標は能力と経験の面で成長することであり、今もそうであることは明らかだ。エボ2では、モータースポーツ部門が正しい方向へ自然に成長することを期待している。そして(2024年から開始される)LMDhはさらに重要なステップとなるだろう」