同氏はこれらの時期について、「まずはアメリカ。2024年末か2025年初めには欧州でも販売を開始する予定」であると述べ、台数は初年度で「10~12台の範囲になるだろう」と続けた。
「そのあたりは、まだ取り組んでいる部分です」と彼女は言った。
「FIAの規定では、最初の2年間で20台を製造しなければならない。我々はその要件を満たすつもりだが、そのためには適切なチームとクルマを配置する必要があります」
「それが実際にどの程度になるかはこれから見ていかないといけない。2024年に30台のマシンが世界中でレースをするというのは、いきなり実現するものではないでしょう」
「おそらく、それよりも少しゆっくりした歩みになり、合計で10~12台くらいになると予想しています」
クラウザーは、2024年のウェザーテック選手権にコミットする選ばれたカスタマー全員がデイトナ24時間のグリッドに着くことが、コルベットの目標であることを示した。
一方、コルベット・レーシングが2024年IMSA GTDプロクラスにファクトリーエントリーするかどうかは、まだ発表されていない。
Sportscar365は、同チームが2023年シーズンもウェザーテック選手権と並行してWECでプログラムを行うと理解している。彼らはGTDプロとGTE車両での“ラストシーズン”となるLMGTEアマクラスに参戦するものと考えられているが、前述のとおり詳細はまだ正式発表されていない。
クラウザーは、「この計画を進める上で重要なのは、クルマやブランドにとって、そしてそのすべてに取り組む上で、何が理にかなっているかということです。そのため、発表の準備が整うまでそれを待つことになります」と付け加えた。