「LMP3は今や世界的に足跡を残していて、イギリスでのチャンピオンシップ発足の流れは、それをより広範囲に拡張する助けになるだろう」とボメニル。
「オーガナイザーとなるビュート・モータースポートとは長きにわたって話し合いを続けてきた。選手権として正式にスタートしてポテンシャルを最大限に発揮できることは非常にうれしい」

現在のLMP3規定では、上位カテゴリのLMP2同様シャシーコンストラクターがACOにより指定、制限されており、そのマニュファクチャラーとしてジネッタ、リジェ・オンローク、ライリー・テクノロジー、アデス、童夢、ノルマの6社が公認されている。

昨年6月、オーガナイザーはACOと共同で元F1ドライバーのジョナサン・パーマーが経営するモータースポーツ・ビジョン(MSV)社運営のスネッタートン・サーキットでプレビューレースを開催し、8台のエントリーを集めた。
2017年の新シリーズには、ユナイテッド・オートスポーツ、ダグラス・モータースポーツ、グラフ・レーシング、タックウィズ、そして新たにメクテックとRML(レイマロック・リミテッド)のジョイントチームなど、スポーツカーレーシングのトップチームによる参加が見込まれている。
今季のLMP3カップチャンピオンシップはイギリス国内で5戦が予定され、6月のル・マン24時間の前週にはベルギーのスパ・フランコルシャンでもレースを開催する予定となっている。