***GTPチームは、2023年シーズンからVPレーシング・フューエルの第1世代と第2世代の再生可能燃料を組み合わせた、新しいR80ブレンドを利用する。このブレンドはWEC世界耐久選手権で各チームが使用しているトタルエナジーズ社の100%再生可能燃料に類似したものだ。エタノールを20%含むE20はLMP2クラスに残り、E10はLMP3とGTDプロ、そしてGTDクラスで使用される。
***クルドックによると、IMSAとミシュランは2024年のGTPクラスでタイヤをダブルスティントにすることを目標としており、今週のテストで得られたデータに基づいて割り当てが決定されるという。デイトナ24時間では、幅広い温度域で使用されるため、2種類のコンパウンドを提供する可能性があることが理解されている。
***アンドレア・ベルトリーニは今週のテストで、初めてフェラーリ296 GT3を走らせた。彼とともにAFコルセのニューマシンをドライブしたバイランダーは「フェラーリ360、430、458、488と乗り継いできたけど、今また新しいマシンになる。(どのクルマも)最初の1周はいつも覚えているものだ」とSportscar365に語った。
***ランボルギーニ・アメリカズのシニア・モータースポーツ・マネージャーを務めるクリス・ウォードには、ランボルギーニは2023年用に新造されるウラカンGT3エボ2の受注を締め切ったが、先代となるGT3エボ用のアップグレードキットにはまだ空きがあることをSportscar365に明かした。
***また、ウォードはアイアン・リンクスが今週のテストからロア・ビフォア・ロレックス24(IMSA公式テスト)までの間、デトロイトにあるランボルギーニ・スクアドラ・コルセの米国支社を利用すると説明。ランボルギーニ・ファクトリーが所有するウラカンGT3エボ2が、彼らのIMSAエンデュランスカップに向けたGTDプロエントリーになる予定であると語った。
***その初戦となるデイトナ24時間ではアンドレア・カルダレッリ、ミルコ・ボルトロッティ、新加入の元F1ドライバー、ロマン・グロージャンの3人が参加することが決定済みだ。アイアン・リンクスはさらに2台のウラカンGT3エボ2をGTDクラスで走らせる予定であり、そのうち1台はアイアン・デイムスによるエントリーとなる。

■KCMGがアキュラNSXでデイトナ参戦の可能性
***アキュラは、2023年のウェザーテック・スポーツカー選手権に向けてNSX GT3 Evo22ペアによるフルシーズンエントリーを予定しており、数週間のうちに発表される予定だ。またSportscar365は、KCMGのGTDプロへのエントリーリクエストがIMSAに受け入れられた場合、3台目のマシンが開幕戦に登場する可能性があることを理解している。
***アール·バンバー·モータースポーツは、ハンコック24Hドバイとリキモリ・バサースト12時間で、旧世代のポルシェ911 GT3 Rを使用するグローブ・レーシングを支援することを確認した。アール·バンバーによると、チームはすでにタイプ992新型ポルシェ911 GT3 Rを2台を注文しているという。
***リチャード・ウエストブルックは、自身のマイクロブルワリーを立ち上げた。その名も“ウエストブルック醸造所”は、チップ・ガナッシ・レーシングのドライバーが、イギリスでは珍しいと語った低炭水化物ビールの生産を目的としている。缶に象徴的なコークスクリューが描かれた『ラグナ・ペールエール』が、この醸造所の最初の製品だ。ウエストブルックによると、最初のバッチはすでにほぼ完売しているとのこと。
***「家に帰ってから『ああ、次のレースはいつなんだろう』と頭を悩ませることがなくなった」と述べたウエイストブルック。彼は「レースとの関係がより健全なものになった。もっと早くからやっておけばよかったと思うくらいだ」と付け加えた。



