アキュラは、LMDhフォーミュラに移行したふたつのDPiメーカーのうちのひとつであるにもかかわらず、チャンピオンを獲得した先代マシンから引き継ぐものはなく、ARX-06は完全に白紙の状態から設計がスタートした。
MSRチームの共同オーナーであるマイク・シャンク氏が絶賛する新開発の2.4リットル・ツインターボV6エンジンもそのひとつだ。
フーは次のように付け加えた。「DPiは(ベースとなった)オレカ07が発売されてから1、2年経っていたのでよかった。我々は2年目を迎えた。その時点で、私たちは非常に強固なプラットフォームを構築した」
「多くのものが打ち消され、07の発展性を見ることはなかった。いま、オレカではLMP2カーと呼ばれるものが開発されており、それを見ているところだ。我々はその開発プロセスの一部なんだ」
「それはクールだが、非常に多くの仕事がある」
「サスペンションもまったく違うコンセプトだし、エンジンも(ARX-05と比較して)白紙からのデザインだった。オレカ07からGTPカーに引き継がれたものはひとつもないんだ」

