「トラブルの原因が何であるかはすぐに理解できたので、大きな問題だとは思わない」とエング。
「ギアボックスのサプライヤーがすぐにアップデートを提供してくれたから、これで解決できたと思う」
彼はサーキットでの走行時間を増やしたほうがいいのではという質問に「理想を言えば、そうだね」と答えた。「でも、デイトナでいいレースをする自信もあるんだ」
また、ウィットマンは次のように付け加えた。「テストはうまくいくこともあれば、問題が起きることもある」
「それは開発段階において計算しなければならないことだと思う。他のLMDhメーカーもまったく同じか、もしくは他の問題を抱えていて、多くのダウンタイムを経験している」
「ハイブリッドシステムは非常に複雑で、LMDhに搭載するのは我々にとって新しい試みだ。その中に潜む問題を見つけ出して解決していかなければならないと思う」
■デイトナまで「まだ長い道のり」
BMW Mモータースポーツ責任者のアンドレアス・ルースは、デイトナに向けてBMWのポジションを尋ねられた際、より微妙な口調で答え、信頼性がマークの最大の関心事であると述べた。
「我々は当初から、非常に圧縮された集中的なテスト段階があると言っていた。これはデイトナで走るまで確実に続くだろう。基本的にはデイトナでチェッカーフラッグが振られるまで続く」
「デイトナでのテストではいい走りができたが、正直なところ、レースまでの道のりはまだ長い」
「現時点での最大のトピックは、信頼性を確保すること、オペレーションやすべてがうまく機能すること、そしてドライバーたちがそれに慣れることだ」
「これが今の僕らにとって主な焦点だ。確かにまだ準備することが多くて大変だが、何とかやっていけると思う」
ウィットマンはルースに同意しながらも、まだ可能な進展があると信じている。
「まだやるべきことがいくつかある」とウィットマン。
「明らかにあと5週間はある。5週間しかないのではなく、5週間あるという言い方をする」
「そのようなアプローチをとれば、状況は大きく変わる可能性がある、その間にも大きく変わる可能性があると思う」
「また、チーム、メカニック、エンジニア、ミュンヘンのすべての人たちが素晴らしい仕事をしてくれていると言いたい。彼らは皆、このプロジェクトのためにプッシュしてくれているし、僕はそれを全面的に信頼している。まったく心配していない」
「正直に言うと、このクルマを運転するのは本当に楽しい。だから(レースを)とても楽しみにしている」
「多くのパワーが供給され、ストレートでの加速は驚くべきものだ。僕は周りの人々を完全に信頼しており、デイトナでの最初のレースの週末を良いものにすることができると信じている」

