また、IMSAがミシュランの低温用タイヤを走らせるために定めたウインドウは、エメルによれば、レース全体の戦略に影響を与える可能性が高いという。
水曜日に確認されたように、GTPチームはレース中の午後7時から午前8時の間にSLT(ソフト・ロウ・テンプ。低温用ソフトタイヤ)コンパウンドを使用することが許可される。決勝に割り当てられる21セットのうち9セットはSLTでなければならず、残りの時間はSHT(ソフト・ハイ・テンプ。高温用ソフトタイヤ)コンパウンドで走行する。
しかしエメルは、チームが「そのタイヤをうまく機能させることができれば」夜間にSHTタイヤを使用することは許される、と語っている。
「我々がしたいことは、SLTの使用を許可する時間帯を設けることだ」とエメル。
「SHTをもっと走らせられると思うチームもあるかもしれない。だが、(SLT)ウインドウの終わり(午前8時の直前)には、SLTを外してSHTを使わなければならない」
「これは私個人の見解だが、レースを考えると、セーフティカーやロングイエローなどのタイミングを用いて、各チームはSHTを節約しようとすると思う」
「おそらく彼らは、レース終盤は(SHTでの)シングルスティントを何回か繰り返してフィニッシュしたいと考えているだろうしね。それが速く走る方法だからだ」
「したがって、スタートしてから(夜に)SLTのウインドウに入るまでの間、できるだけ少ないタイヤで戦うという面白いゲームが展開されるだろう」
「SLTウインドウが開始されたら、そのタイヤではレースを終えることはできないのだから、SLTを使い果たすことを心配することはない。それらを(日曜日の日中に)とっておいても、役に立たないのだ」
「彼らはレースを逆算して、『OK、何本のタイヤを持っていて、レースを終えるためにシングルスティントを何回やればいいのか?』と考えるようになるだろう」