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 AXRのチームマネージャーであるゲイリー・ネルソンは、デラーニが正体不明のGTDカーと接触したことで生じたサスペンションのダメージが、31号車のクルーにとって明確なメカニカルランを中断させたとSportscar365に語った。

「私たちが行ったすべてのテスト、ダラーラとゼネラルモーターズ(GM)が行ったすべての作業に基づいて、私たちは競争力を持ち、レースに臨むことができるという良い感触を持っていた」と、彼は言った。

「本当に最後にそこにいるような気がしていた。残念ながら午前4時にサスペンションを損傷する接触があり、その修復に17周を要した」

 ネルソンの説明によると、この接触でサスペンションのブラケットが破損したという。

「実際には接触したときにすぐには壊れなかったんだ。ピポは『衝撃を感じた』と言い、その数周後に悪化したと言っていた」

「サスペンションを固定しているボルトが何本か折れていたので、ガレージに入ることになった。その時点で僕らの日ではなかったんだ」

 ネルソンは、AXRの表彰台獲得のチャンスに水を差したものの、このような事故がレース中にしか起こりえないことを考えると、この経験は役に立つと指摘した。

「テストはすべて、接触する機会もなくただ周回を重ねるだけだった」とネルソン。

「GTカーとの速度の違い、タイヤのウォームアップの時間など、レース中のトラフィックで学ばなければならないことがたくさんあった。誰にとっても幸いなことに、天候は24時間レースとしては理想的だった」

「私たちはセブリングで24時間テストを行い、かなり自信を持っていた。未知の世界というのは、いつだって心配の種なんだ。しかし、準備が整い、すべてのシステムが正常に動作するようになると、トップ5をキープして最後にレースをする計画になった」

「私たちはそれを実行し、リーダーを目の前に置いていた。残念ながら接触はあったが、最後には5周戻ってきた」

「12時間のレースだったら優勝を狙っていたと思う。セブリングは12時間レースなので私たちは興奮しており、勝つためにそこに行くつもりだ」

ウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックV-LMDh
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