JOTAがLMP2クラスで走らせるオレカ07・ギブソンは2台とも、先日同チームのカスタマー・ポルシェ963で発表された『ハーツ・レーシング・ゴールド』のカラーリングが施されている。
LMP2にフルシーズン参戦する28号車は、ハーツ・チームのバナーの下にエントリーしておらず、ハーツのステッカーも付けていないものの、JOTAの新しいメインスポンサーと同じカラーをまとっている。
チームWRTは昨シーズン、41号車をブルーのカラーリングとしていたが、今季は2台のオレカを同じカラーリングにしてきた。一方、ハイパーカークラスにエントリーするグリッケンハウス007 LMHは、昨年の第4戦モンツァに登場したスカイブルーのデザインを引き継いでいる。
■フェラーリ499Pのスポンサーが続々発表
ビジネス航空会社の『ビスタジェット』は、50号車フェラーリ499Pのスポンサーとして、フェラーリのLMHプログラムに参画することになった。同社のオーナーであるトーマス・フローは、LMGTEアマクラスで長年、フェラーリのGT車両を駆りレースに出場してきた。
ビスタジェット社は先日、ワールド・ベースボール・クラシック出場のためアメリカから日本に帰国する際に野球選手の大谷翔平が使用したことでも、その名を世間に知らしめた。
さらに『8six400』が、フェラーリAFコルセのオフィシャル・ウェアサプライヤーとしての契約を締結した。
なお、GTEアマクラスに参戦するAFコルセ21号車フェラーリ488 GTE Evoは、赤をベースに黄色のストライプが入った、フェラーリLMH車両と同様のカラーリングをまとっている。
■元アウディ&マツダのエンジニアがフェラーリへ
フェラーリAFコルセでは、ダミアン・オーギエとジャスティン・テイラーが、それぞれ50号車と51号車のフェラーリ499Pのレースエンジニアを務めている。
ふたりともマラネロ外から採用された人物で、オージェはシングルシーターチームのDAMSに、テイラーはNTTインディカー・シリーズのAJフォイト・レーシングに在籍していた。
テイラーはスポーツカーでも幅広く活躍しており、2016年にル・マン24時間レースで表彰台を獲得したアウディR18の8号車や、マツダDPi、レベリオン・レーシングのLMP1プログラムのエンジニアリングも歴任してきた。彼もオージェも、昨年の初めからフェラーリに在籍している。
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プロローグ初日となる11日の走行は、現地時間午前8時45分(日本時間22時45分)から、3時間のセッション1が行われる。セッション2は13時30分に開始され、16時30分に終了する予定だ。