更新日: 2023.03.22 20:02
トヨタ8号車「3周もひどい目に」/ビルヌーブのスピンに伏線?/あのロケットの正体【WECセブリング決勝日Topics】
バイコレスのオペレーション責任者であるボリス・バーメスは、ヴァンウォール・バンダーベル680のデビュー戦は、フロイド・ヴァンウォール・レーシングチームにとって「良いスタート」だったと評した。
「レースの最初の部分は本当に良かった」とバーメスは総括した。
「トム(・ディルマン)はプジョーの近くについていき、同じようなラップタイムを刻んでいた。我々の目標は、ミスをせず、安定した走りをすることだった」
ヴァンウォールが順位を下げた主なできごとのひとつは、フルコースイエロー導入時に減速した際、エステバン・グエリエリがミケル・イェンセンのプジョー9X8と接触したことだった。
この接触による右リヤのダメージが、その後のジャック・ビルヌーブのスピンにつながったのではないかと尋ねると、バーメスはこう答えた。
「そうかもしれない。(真因を)知るのは難しいが、それが原因でミスすることはあり得る」
■キャデラックのペースは「予想以上」
チップ・ガナッシ・レーシングのチームマネジャーであるスティーブン・ミタスは、4位でレースを終えた2号車キャデラックVシリーズ.Rのレースペースを「予想以上」だったと評した。
「フェラーリの不運を最後に利用することにはなったが、我々は表彰台を目指してレースをしており、全力を尽くした」とミタス。
「これまでと同じ努力を続け、この良い結果を積み重ねられるようにしたい」
なお、第1戦では、ハイパーカークラスのエントリーのうち4台が、レース中にドライブスルーペナルティを受けた。
2号車キャデラック、5号車ポルシェ、94号車プジョーの3台は、フルコースイエロー導入時にスピード違反を犯している。また、フェラーリAFコルセの50号車は、セーフティカー終了時にライン手前でGTE車両をオーバーテイクしたため、ペナルティを受けることとなった。