ガスは、ディ・グラッシとアウディのLMP1契約は2017年まで有効なものであり、フォーミュラEで所属するアプト・シェフラー・アウディスポーツとの契約も合わせて、改めて詳細を整理している段階だとも付け加えた。
「WECに関するルーカスとの契約は無効になっておらず、現在も有効だ」とガス。

「同時に彼はフォーミュラEでアプトと別の契約を交わしている」
「つまりふたつの契約のうちひとつについて取り組んでいるところだが、フォーミュラEは別として新しい契約内容を、まだまとめられていない」
「我々はルーカスが引き続き、アウディのワークスドライバーを務めるという同意書を交わしている」
ディ・グラッシには、今シーズン終盤にマカオグランプリに復帰する選択肢もあり得るという。彼は2005年に伝統あるF3で優勝を獲得し、2012年にはGTレースに参戦している。
「ルーカスをGTプログラムで起用する可能性も検討しているので、マカオグランプリは出場も不可能ではない」
「彼がマカオを得意とするドライバーのひとりであることを我々は忘れはしない」
「まだ確定はしていないが、こうしたことを我々は検討しているところだ」