ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.04.12 16:21
更新日: 2016.04.12 17:57

WECトヨタ:「シルバーストーンは良く知っている」と可夢偉。一貴はトップ争いを確信


ル・マン/WEC | WECトヨタ:「シルバーストーンは良く知っている」と可夢偉。一貴はトップ争いを確信

佐藤俊男 TOYOTA GAZOO Racingチーム代表
WECのシーズン開幕戦を迎え、とても嬉しく思います。昨シーズンは厳しい戦いになりましたが、最終戦以降はTS050 HYBRIDでの初レースを待ち遠しくして来ました。TS050 HYBRIDはパワートレーンを含む全てを新しくした車両であり、性能面や信頼性面で今後まだまだ開発を進める領域があります。しかしながら先頭での戦いに復帰出来ると思っていますし、ファンの皆様も接近戦を期待されていると思います‎。また、このシリーズは新技術による革新性と長距離レースならではの面白さを魅力としています。ケルン、東富士研究所を含めた全てのチームメンバーで技術革新に励みTS050 HYBRIDを準備してきました。シルバーストーンにて素晴らしいレースが出来る様、一丸となって頑張ります。

中嶋一貴(TS050 HYBRID #5号車)
新型TS050 HYBRIDでの最初のレースを目前に控え興奮しています。今年はトップ争いのバトルが出来ると確信しており、楽しみにしています。シルバーストーンは、以前、それほど遠くないところに住んでいたこともあり、私にとってはホームコースのような感覚もあります。とても好きなサーキットのひとつです。年を経るごとにコースレイアウトも変化していますが、それでも多くの高速コーナーを持つ特別なコースであり、ドライバーにとって、とてもエキサイティングなサーキットです。我々がどの位置にいられるか予測するのは難しいですが、優勝争いに参加出来ることを望んでいます。少なくとも昨年は表彰台に登っているので、その再現か、さらに良い結果を狙います。

アンソニー・デビッドソン(TS050 HYBRID #5号車)
ホームレースを本当に楽しみにしています。私自身はシルバーストーンで勝ったこともありますし、表彰台も数多く経験しています。好結果でシーズンのスタートが切れることを望んでいます。シルバーストーンは私の自宅から15分ほどの、私にとっては文字通り特別なホームコースです。数多くのモータースポーツの歴史を刻んで来たコースを革新的なLMP1カーで走るのは不思議な気分を覚えます。新型TS050 HYBRIDの感触は良好です。昨年型と比べて多くの点で改良が加えられており、性能面で改善が見られます。しかし、我々が望んでいるのは勝利です。決勝レースの日まで誰が速いのかは全く分かりませんが、きっとエキサイティングなレースになるでしょう。

セバスチャン・ブエミ(TS050 HYBRID #5号車)
新型TS050 HYBRIDでいよいよ新たなシーズンを戦うことになり、開幕戦シルバーストーンが楽しみです。アンソニーと一貴と私は昨年表彰台を獲得し、2014年には優勝、2013年も表彰台と、ここでは好結果を重ねて来ました。高速コースですが、一方でダウンフォースを必要とする特殊なコースで、ル・マンとは全く正反対です。シルバーストーンは天候に左右される要素の多いサーキットです。季節的にもコンディションの変化が早いので、タイヤ選択の判断も迅速に行わなくてはなりません。天候の変化は予測が難しく、時として結果に大きな影響を与えますが、力強いシーズンスタートを望んでおり、早くレースを戦いたいです。

小林可夢偉(TS050 HYBRID #6号車)
TOYOTA GAZOO Racingの一員としてWECシリーズにデビュー出来ることに興奮しています。シルバーストーンはF1やGP2で走ったので良く知っていますが、LMP1カーで走るのは初めてです。非常に高速なコーナーを持つ独特のコースで、TS050 HYBRIDで走るのはきっととても楽しいと思います。LMP1カーのドライバーとして初めてクラスの異なる車両との混走に臨むのも新たな体験ですが、シルバーストーンにはいくつも追い抜きポイントがあるので心配はしていません。オフシーズンのテストのおかげで大きな自信を得ることが出来、チームの一員としてシーズンをスタートするのが本当に楽しみです。チーム全員がレースへ向けた準備でハードに働いており、スタートを切るのが待ち切れません。

ステファン・サラザン(TS050 HYBRID #6号車)
我々全員がシーズンスタートへ向けてやる気に満ちています。TS050 HYBRIDは好感触ですし、その最初のレースを全員が楽しみにしています。我々は走り始めた時点から多くの改良を重ねて来ており、それはシルバーストーンでも続きます。TS050 HYBRIDは高いポテンシャルを秘めており、そのパッケージから最大限の性能を引き出すべくハードワークを続けています。シルバーストーンは非常に高速なコースで、大好きです。このコース攻略に重要なのは良いリズムを掴むことで、それが出来なければ大きくタイムを失います。私は常にプッシュを続けています。我々は勝利を目指して臨みますが、良い結果を期待して週末を楽しみに待ちたいと思います。

マイク・コンウェイ(TS050 HYBRID #6号車)
間違いなくシルバーストーンは私にとってのホームコースであり、とても好きなコースです。数多くのレースを戦って来ており、とても良く知っているので、早くコースを走りたいです。高速で流れるように走り抜けるコースレイアウトは最高です。ハイダウンフォースのパッケージが必要ですが、同時にブレーキングはそれほど激しくないので、いかに効率的にハイブリッドエネルギーを蓄積するかが課題になります。そのバランスを見出すことと、ライバルがどれだけのパフォーマンスなのかが明らかになるという意味で興味深いレースになるでしょう。チームメイトである#5号車や、ライバル車両と良いバトルをしたいですし、もちろん勝利のために戦えればと思っています。

シルバーストーン6時間レースにおけるTOYOTA GAZOO Racingの戦績
2012 #7号車予選3番手、決勝2位
2013 #7号車予選1番手、決勝4位 #8号車予選2番手、決勝3位
2014 #7号車予選1番手、決勝2位 #8号車予選5番手、決勝1位
2015 #1号車予選4番手、決勝3位 #2号車予選6番手、決勝4位


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