***2024年のWECとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の間で、ひとつのレース日程が衝突する。WECのフレデリック・ルキアンCEOとIMSAのジョン・ドゥーナン代表はこの事実をSportscar365に確認した。
***WEC第2戦イモラ6時間レースは、アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチと同じ週末に開催される。「それは彼らにとっても、我々にとってもサプライズではない」とルキアンは述べた。「カレンダーの発表前にそのことを話し合った。我々は、それを避けるために最善を尽くしたことを皆知っている。残念ながらロジスティクスとテレビ放送の都合で、我々は1度だけ(日程の衝突を)持つことになる」
***WECのイタリアラウンドは、モンツァが来年前半に改良工事を行うため、イモラがその代わりとなる。イモラは1年契約で、将来的に延長するオプションがあることが理解されている。「イモラで2024年を楽しみ、それからイタリアで何をするか見ることになる」とルキアンは述べている。
***ルキアンは、WECが将来的にイギリスのサーキットに戻る可能性について、シルバーストンと「話し合いを続けていく」と付け加えた。シルバーストンは金曜日に公開された2024年のスケジュールには加われなかったが、2025年の枠をめぐっては引き続き候補に挙がっているという。
***ACOのピエール・フィヨン社長は、サーキット・オブ・ジ・アメリカズがWECと1年契約を結んだことを認めた。一方、2025年からアメリカラウンドを引き継ぐと噂されるインディアナポリス・モーター・スピードウェイとWECがまだ話し合っているのかという質問には、コメントすることを拒否した。
***フォード・パフォーマンスのグローバル・モータースポーツ・ディレクターであるマーク・ラッシュブルックは、フォード・マスタングGT3が金曜日に発表された際に、さらに多くのファンが新しいカラーリングを目にすることになると指摘した。トロイ・リー・デザインズが手掛けた独特なカラーリングは、今月末に開催されるクラウドストライク・スパ24時間レースで発表されるフォード・マスタングGT4にも採用されるとみられている。
***このカラーリングは、フォードパフォーマンスのブランド再構築の一環であり、新しい“FP”ロゴをデビューさせた。このロゴは今後すべてのレース車両に採用されることになっている。
***ラッシュブルックは、このクルマの登場が最初にアナウンスされた2022年1月に、“不正確なプレスリリース”が5.0リットルパワープラントであることを示したことを引き合いに出し、MスポーツによってチューンされたコヨーテV8エンジンを5.0リットルから5.4リットルに拡大したことは、プログラムの「非常に早い段階」で決定されたことだと述べた。

***サリ・ヨロックはSportscar365に対し、レーシングチーム・ターキーの来年の計画は、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の両方が検討されており、現時点では「少し宙に浮いている」状態であると語った。ヨルックのLMP2プログラムを運営するTFスポーツは、すでに1月にロレックス・デイトナ24時間レースに出場する可能性を示唆している。
***ヨロックは、現在のレギュレーションサイクルが終了するまでLMP2でのレースを続けるつもりであると付け加えた。「LMGT3は(WECに)参加するための唯一の選択肢だが、今はまだ、2025年まではそうしたいとは思わない。それ以降は(LMGT3などの可能性を)見ていくことになるだろう」
***ル・マンのファンビレッジには、2004年のクラージュC60、2012年のトヨタTS030ハイブリッドのほか、2016年のアウディR18 e-tronクワトロ、昨年のGTEプロクラス優勝を果たした91号車ポルシェ911 RSR-19など、ル・マンを彩ってきた名車たちが展示されている。さらに、フェラーリ499P、プジョー9X8、シボレーコルベットC8.Rも見ることも可能だ。
***ポルシェは、1987年の961とALMSアメリカン・ル・マン・シリーズで活躍したRSスパイダーをヴィラージュ・ドゥ・ラコルドマンに設置したエクスペリエンスセンターに持ち込んでいる。

