Sportscar365は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるLMDh規定車とLMH(ル・マン・ハイパーカー)規定車の参加資格は同じであることを理解している。後者の『プジョー9X8』もIMSAの風洞試験と商業契約を完了すれば、北米シリーズに参加することが可能だ。
ただし、2021年からWECのハイパーカークラスに参戦している『グリッケンハウス007』は、ジム・グリッケンハウスが設立したアメリカのメーカーが年間生産台数の条件を満たしていないため、参戦資格を有していない。また、ヴァンウォールのブランド名を使用して今季2023年からハイパーカークラスに加わったバイコレスの『ヴァンウォール・バンダーベル680』も同様だ。
一方、ドゥーナンは参戦するシリーズにかかわらず、LMDhの全モデルがホモロゲーション取得のためにIMSA指定の風洞試験を完了しなければならないことも明らかにした。
「LMDh技術レギュレーションの一環として、LMDhマシンを走らせる者は誰でも、最初のホモロゲーション取得のためにウインドシア(ノース・カロライナ州にある風洞施設)に行かなければならない。もしLMDhメーカーがWECに参戦するのであれば、ザウバー(の風洞)にも行く必要がある」
「反対に、もし(LMH)マシンがアメリカに来ることに興味があるのなら、彼らはすでにザウバーで最初のホモロゲーションを済ませているが、IMSAで走るつもりならコンバージェンス協定の一環として、彼らはウインドシアにも来ることになる」
「そうすることで私たちはすべてのクルマを比較することが可能になるんだ」
