更新日: 2023.07.03 21:23
4位マンタイEMA、表彰台を争った最終盤はディフューザー脱落により「絶え間ないオーバーステア」に直面
マンタイEMAは波乱の予選のあと14番グリッドからレースをスタートし、レース序盤は好調だったが、エストーレがラ・ソースで接触事故を起こしたことによる10秒と、トラックリミットを6回破ったことによる30秒の計40秒のペナルティをはね返す必要があった。
92号車ポルシェは夜間の暗い時間帯もトップランナーの1台として走り続けたが、エストーレはこのとき、自身のマシンがもっとも力を発揮していると感じていた。
「夜の間、僕たちのマシンはコンディションに完璧に合っていたと思う。ポルシェはいつも夜が得意だけど、このタイヤとセットアップは僕らにとって完璧だった」
「おそらく、僕たちはその時点でもっとも速かったが、日が昇るとすぐにリヤのサポートがなくなってしまった。タイヤにもいくつか問題があったので、エアープレッシャーには慎重にならざるを得なかった」
「タイヤの(グリップ力が)ピークにあるうちは、まだバランスが取れていたのだけど、徐々にリヤがルーズになってしまう。全体的にはスティントを通してずっとルーズな感じだったかな」
「その感覚はディフューザーなしでも同じだったが、少なくともアンダーステアはまったくなくオーバーステアもなかったから、何が起こっているのかは正確に分かった。正直なところカップカーのような感じだったね」
「本当に疲れて大変だったけど、ニッキー(・ティーム/17号車アウディ)との3番手争いは楽しめたよ」