【ドライバーコメント】7号車トヨタGR010ハイブリッド
●小林可夢偉(チーム代表兼ドライバー)
「ル・マンでは、我々はチームとしてできる限りすべてのことを行い、また、クルマのパフォーマンスを最大限に引き出し、ドライバーも全部出し尽くしました。モンツァでも同様に全力で挑み、良い結果を目指していきます」
「今の我々にとって最優先事項は両チャンピオン防衛であり、フェラーリとのタイトル争いはさらに苛烈になるでしょう。現時点で、(マニュファクチャラーズポイントと8号車のドライバーズ)ポイントでは我々の方が上位にいますが、直近の2戦では彼らの方が速さを見せています。今週末も厳しい闘いになると思いますが、絶対に諦めることなく戦い続け、コンマ1秒を削るためにつねにプッシュし続けます。今大会も大観衆と素晴らしい雰囲気の中での戦いになるでしょうし、レースが楽しみです」
●マイク・コンウェイ
「ル・マンからわずか数週間でまたレースの現場に戻れるのは、すべてを過去のこととして気分を変えられるという意味で悪くはないね。残念ながら我々のチャンピオン獲得は厳しいものとなってしまったけど、これでこれからの目標が純粋に残り3レースでの勝利に絞られたよ」
「まずはモンツァで表彰台の中央に立てるようハードにプッシュしていくよ。ふたたびレースを戦うのが楽しみだね」
●ホセ・マリア・ロペス
「モンツァでレースを戦うのは本当に楽しいんだ。いくつかの高速コーナーと、素晴らしい雰囲気を持つ昔ながらのコースで、そういう意味ではル・マンに似ているね。モンツァではWECでの僕のキャリア初期からこれまで多くの良いレースを戦っていて、なかでも2021年のモンツァ戦の勝利がその年のドライバーズチャンピオン獲得につながったから、最高の思い出の場所でもあるんだよ」
「そして、昨年も我々のクルマは速く、アクシデントに見舞われるまではレースを支配していたんだ。今年はこれまでよりも厳しい戦いになるだろうけど、良いレースができると思うよ」
【ドライバーコメント】8号車トヨタGR010ハイブリッド
●セバスチャン・ブエミ
「モンツァでレースを戦うのが楽しみだよ。とくに今年は、これまで以上に特別な雰囲気になるだろうね。僕自身、レースキャリアの中でイタリアで過ごしていた時間が長いから、イタリアに戻れるのは嬉しいし、ファンのみんなに会えるのも楽しみだ」
「もちろん今年は他のチームへの応援が大きいとは思うけど、熱狂的なファンの前でレースができるのは素晴らしいことだよ。チャンピオン争いも僅差になってきて、残りのレースすべてが重要だから、この週末も全力で挑むよ」
●ブレンドン・ハートレー
「ル・マンが終わってからわずかな時間でチャンピオン争いへと意識を切り替えなくてはならないけど、チームはモンツァからの今季残り3戦へ向け闘志を燃やしているよ。フェラーリの速さはよくわかっているし、簡単にはいかないだろうね」
「でも、我々もル・マンでファイティングスピリットをしっかり示したし、モンツァでは表彰台の中央に上る決意で臨むよ。完璧なレースウイークを戦う必要があることはわかっているし、挑戦への準備もできている」
●平川亮
「大変なレースだったル・マンからわずかなインターバルでまたGR010ハイブリッドに乗れるのは嬉しいです。もうル・マンは過去のことで、我々は強くなって戻ってきます。モンツァはよく知っており、8号車で昨年2位に入っていますし、数年前にはELMSヨーロピアン・ル・マンシリーズでも勝ったことがあります」
「非常にハイスピードで走っていて楽しいコースですし、僕たちに合っているコースだと感じます。このレースウイークも全力でクルマの改良を続け、上位を争えるよう頑張ります」
