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投稿日: 2023.07.16 21:26
更新日: 2023.07.20 18:29

BMW M Team Studie 2023GTワールドチャレンジ・アジア鈴鹿 レースレポート


ル・マン/WEC | BMW M Team Studie 2023GTワールドチャレンジ・アジア鈴鹿 レースレポート

2023 Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWS Suzuka

 シーズン開幕の富士戦から1カ月。Rd.3、Rd.4の舞台鈴鹿サーキットにはPLUS with BMW M Team StudieのM4 GT3/5号車、YZ RACING with BMW M Team StudieのM4 GT4/50号車が並んだ。

 ドライバーラインナップは前戦に引き続き5号車は山口選手/荒選手のコンビ。50号車は織戸選手と加納選手のSGTドライバーふたりが担当する。

予選

 このレースの予選は土曜日に2レース分を開催。土曜日の決勝スタートドライバーが担当するQ1は50号車M4 GT4 が加納選手、5号車M4 GT3 は山口選手が担当した。予選はクラス別にQ1、Q2と続けて実施。GT4 クラスのQ1は加納選手が終始トップタイムを記録。ポジションを一度も譲ることなくトップで予選を終え、レース1のクラスポールポジションを決めた。

 Q2の織戸選手はアウトラップに続く計測1周目からアタック開始し好タイムを記録。続く2周目もタイム更新を果たしたが、ライバルに記録を更新され2番手でこの予選を終えた。

 続けて行われたGT3クラス予選は、Q1を山口選手が担当。ピットレーン出口オープンと同時にコース入りし、アタックスペースを作りながらタイヤウォームアップを行っていたが、コースオフ車両が発生。セッションは赤旗中断に。車両回収後、残り9分で予選が再開されたが、セッション再開後はアタックスペースを作ることができずにアタックは不発。このQ1を16番手で終えた。

 Q2は荒選手が担当。良いアタックスペースを作るため、若干のウェイティングを経てコースに向かった。アウトラップに続く計測1周目でウォームアップを行い、計測2周目にアタック開始。前半を好タイムで走り抜けたが、コースオフ車両の発生で予選は赤旗中断に。セッション再開後も再度アタックを行ったが、タイヤウォームアップの時間が足りずアタックは不発。この予選を15番手で終えた。

2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 PLUS with BMW M Team Studieの5号車BMW M4 GT3(山口智英/荒聖治)
2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 PLUS with BMW M Team Studieの5号車BMW M4 GT3(山口智英/荒聖治)

決勝:レース1

 決勝は14時にスタート。15番グリッドからスタートの5号車M4 GT3 山口選手がオープニングラップで10番手へポジションを上げると、50号車M4 GT4の加納選手も完璧なスタートでトップポジションをキープ。1 周目のコントロールラインを通過した。

 しかし、直後にGT3のコースオフ車両が発生。レース開始早々にセーフティカーが導入された。スタートから15分。5周目のコントロールラインを通過した後にレースが再開するも、直後に再びコースオフ車両が発生。車両回収のためにレースは赤旗中断となった。車両の回収が完了しレースがリスタートしたのはルーティンのピットストップが義務づけられているピットウィンドウの約7分前。赤旗中断前にポジションを落とした山口選手は、自力で17番手までポジションを戻し、ルーティンのピットへ向かった。

 一方の50号車加納選手のレースは盤石。5号車のドライバーチェンジに続いてピットに入り、織戸選手のドライブでコースに復帰した。全車が規定のピットを終えた時点の5号車のポジションは20番手。後半を担当した荒選手は徐々に順位を回復し12位でチェッカー。50号車織戸選手は、危なげ無いレース運びでクラストップを守りチェッカーを受けた。

2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 YZ RACING with BMW M Team StudieのBMW M4 Gt4(加納政樹/織戸学)
2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 YZ RACING with BMW M Team StudieのBMW M4 Gt4(加納政樹/織戸学)

決勝:レース2

 日曜日の鈴鹿サーキットは快晴。朝から30度を超える暑さの下、M4 GT3の5号車は15番グリッドに、M4 GT4の50号車はクラスの2番グリッドに着いた。

 レースは11時30分のフォーメーションラップからスタート。オープニングラップで荒選手の5号車はポジションダウン。20番手で1周目のコントロールラインを通過した。織戸選手の50号車はポジションキープ。2 番手でコントロールラインを通過し3周目にはトップにポジションを上げた。

 荒選手は4周目に18番手までポジションアップ。その後は5号車、50 号車ともに安定した走りで周回を重ね、規定のピットウィンドウ時間を迎えた。

 このレースで先にピットに入ったのは50号車。昨日のトップチェッカーにより課せられた15秒のサクセスペナルティを消化し、加納選手のドライブでコースに復帰した。続いて5号車もピットイン。規定のピット時間内にニュータイヤへ交換し、山口選手ドライブで後半スティントに向かった。

 全車規定のピットを済ませたタイミングの5号車のポジションは18番手。50号車はクラストップ。山口選手はその後ライバルを次々とオーバーテイクし、最終的に10番手までポジションアップ。加納選手も盤石な走りでクラストップのまま周回を重ね、M4 GT3/5号車の山口選手が10 位完走、M4 GT4/50号車の加納選手はクラストップでこのレースを終えた。

2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 PLUS with BMW M Team Studieの5号車BMW M4 GT3(山口智英/荒聖治)
2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 PLUS with BMW M Team Studieの5号車BMW M4 GT3(山口智英/荒聖治)
2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 荒聖治(PLUS with BMW M Team Studie)
2023GTWCアジア第3大会鈴鹿 荒聖治(PLUS with BMW M Team Studie)


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