BMW Mモータースポーツ・ディレクターのアンドレアス・ルースは、Sportscar365の取材に対し、ドイツのメーカーを代表するLMGT3チームにどの程度の支援を行うか、現時点では決めていないと語った。
さらに、LMGT3へのエントリーではクルマを購入したカスタマーチームによって運営される体系となるため、“BMW Mチーム”のバナーは使用されないという。
「チームには、スポンサーや潜在的なパートナーから、そこに関わりたいという多くのチャンスが訪れる」とルースは述べた。
「このプログラムは、我々の支援に少し依存している。ファクトリードライバーが参加すれば、それはファクトリーサポートとなるんだ」
「では、どれだけの規模で関与しなければならないかを見なければならないが、私たちがそれを定義するには現状、あまりにも遠すぎるんだ」
■GTWCヨーロッパへの参戦台数は未定
WRTは現在、GTWCヨーロッパのエンデュランスカップとスプリントカップで計4台のBMW M4 GT3を走らせているが、LMGT3プログラムが追加されることによってこれらの数字にどのような影響を与えるかは不透明だ。
「今のところ、GTワールド・チャレンジとWECの間に衝突はない。それは両選手権の間で合意されていると思う」と語るのは、WRTのヴァンサン・ボッセ代表。
「言うまでもなく、我々はそれらに取り組んでいる。それは政治的に正しいことだ」
「目標はGTワールドチャレンジにとどまることだ。FIA GT3選手権だった2010年以来、我々はSROチャンピオンシップにコミットしている」
「状況によって異なるが、全部で5台のクルマを走らせる年もあれば3、4台で走る年もあった。いまは4台でチャンピオンシップを戦っている」
「来年は3台体制になるかもしれないし、4台のままかもしれない。わからない。まだ決まっていないんだ」
