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 ミシュランは今年7月、アメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレンで、IMSA GTPに参戦するアキュラ、BMW、キャデラック、ポルシェを対象に、2025年向けスリックタイヤの最初のグループ・トラックテストを行った。

 11月にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるWEC最終戦後の火曜日には、さらなるスリックタイヤのテストが予定されている。そこでは、キャデラックを除くすべてのハイパーカー参戦チームが参加する予定だ。

「バーレーンでのグループテストは、我々の開発プロセスの第2ループになるだろう」と彼は説明した。

「すでに今年7月にIMSAとワトキンス・グレンで1回やっているので、いい方向性が見えている。今はこの方向で開発を進めており、WECとIMSAでは同じタイヤを履くことになる」

「その後、来年の3月か4月にもう1度テストを行い、7月には2025年シーズンに使用される(スリック)タイヤを決める必要がある。なぜなら1月開催のデイトナ24時間のために生産を開始しなければならないからね」

 タイヤテスト中、チームはミシュランのエンジニアの意向を受け、可能な限りニュートラルなコンディションを保つため、どのような仕様で走るかは知らされないという。

「他のチームが何をテストしているのか、彼らにはわからないと思う」と同氏。

「新しいバージョンのタイヤは、さまざまなブロックを持っている。あるものは異なるパターン、あるものは異なるケーシング、あるものは異なるコンパウンドだ。私たちはそれらすべてをミックスする」

「彼らは同時に同じタイヤを手にすることはない。チームは我々が何をテストしているのかわからないだろう」

 新しいスリックタイヤが2025年に登場する一方で、アルベスは次世代ウエットタイヤの導入について「期限はない」と指摘した。もし、ミシュランがシリーズ主催者を説得する必要があると感じれば、2024年のある時点で導入される可能性もあるという。

 またミシュランは、もっとも適切な選択肢と見なされた場合には、現在のウエットタイヤを維持することにも前向きだ。

LMH規定車のフェラーリ499P(フェラーリ・AFコルセ) 2023年WEC第6戦富士
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