TRDブースにはTRD-BIZ001と名付けられたレーシングエンジンが展示。2.0リッター直列4気筒直噴ターボというスペックはスーパーGT500クラスのRC FとスーパーフォーミュラSF14に搭載されているRI4AGと同じですが、こちらのエンジンは特定のカテゴリーを狙ったわけではなく、さまざまなカテゴリーに使える一般市販用レーシングエンジンとして開発中とのこと。

そのTRDブースで気になったのが、ハイエースのTRD仕様。TRDの守備範囲、広いっすね〜。
初日にもお届けしましたが、今年のブースでの一番のトピックスとも言えるのが、このスーパーフォーミュラマシン、SF14の直立展示。圧巻です。
さらに、西ホールのクスコブースでは86が横転して展示されていました。今年は凝った展示の仕方が多くていいっすね!
そしてもうひとつ、モータースポーツファンとして嬉しかったのが、TRDのエンジンを始め、レーシングエンジンの展示が多かったこと。
こちらは全日本F3で仕様されている、コックスがチューニングするフォルクスワーゲンF3用エンジン。
そして、ホンダF1のパワーユニット。型式名は表示されていなかったですが、昨年のRA616Hと思われます。Vバンクの間には、しっかりタービンとコンプレッサーが入っているのが視認できます。
トヨタヤリスWRCは、とにかくリヤまわりが萌えます。このリヤウイングの垂直フィンの多さと大きさ、迫力満点です。
ちなみに、LC500、RC F、昨年と今年の新旧GT500マシンが展示されていましたので、写真で比較してみました。今年はレギュレーション変更で昨年からダウンフォースが25パーセント減るので、マシンの空力制限がかなり厳しくなります。ですので、リヤのディフューザーもかなり低く制限されています。


やっぱり、昨年のRC Fの方がディフューザーエリアが広いですね。なるほど〜〜と思いながらGT3のRC Fのリヤを見たら……デカッ! 迫力満点! ダウンフォース、こっちの方がありそう……なんてね。

埼玉トヨペットのGT300参戦マシン、トヨタ マークX MCの前でドライバーが一同に集まったトークショーが開催。
メルセデスのブースでは、ハミルトンがレースウイークで被ったさまざまなバージョンのキャップを販売。いやあ、カラフルですね〜ていうか変えすぎ!?
プーマの展示エリアでは、メカニックの足下を守る新しい安全シューズの展示が行われていました。さすがプーマが作っただけあって、安全靴と言ってもカラフルでスタイリッシュ。これなら足下の心配なく、レースでもメカニックさんはピット作業ができますね。つま先の部分はとにかく耐久性が高く硬いのですが、全体としてその軽さには驚き。今年の春の発売を予定しているそうです。
ここでちょっと金曜日、土曜日の振り返りも。
ホンダ新型シビックのプロトタイプ3モデルが金曜日に発表されましたが、その新型シビック、ハッチバックはマフラーがセンター2本出しで、タイプRは3本出しと、レーシング感が溢れます。
この週末を通してトヨタのブースではスーパーGTドライバーがトークショーにさまざまな形で出演していました。立川祐路選手もGT300に参戦することになったRC F GT3と「(コース上で?)お互い協力して(笑)」頑張ることを話していました。
ダンロップのブースでは福山雅治さんが登場……ではなく、大型モニターで今季のCM起用が発表されていました。ダンロップはエコタイヤのルマンV(ファイブ)と、スポーツタイヤのDIREZZA ZⅢをブースでPR。
土曜日の夜の時点で、待ち時間が40分だったNSXのコクピット試乗、グランツーリスモの4K/HRDでのプレイ時間も40分待ちと大盛況でした。
今年はモータースポーツ関連の話題が豊富だった、東京オートサロン2017。また来年の東京オートサロンではどんなサプライズがあるのか、今から楽しみですね!