「フロントウイングが壊れてなければ、めちゃめちゃ速かったね」
7月に富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ第4戦決勝のあと、Kids com Team KCMGの7号車小林可夢偉陣営では、そんな会話が交わされていた。このレース、1周目でフロントウイング翼端板を失っていた可夢偉はダウンフォース不足に苛まれながらも、8位でフィニッシュを果たしていた。
そして10月12日に再び富士で行われた第6戦の決勝でも、可夢偉は11番手スタートから好走。野尻智紀(TEAM MUGEN)との抜きつ抜かれつのバトルも制し、5年ぶりの3位表彰台を得た。