投稿日: 2024.10.13 10:50
更新日: 2024.10.13 12:10

富士完全制圧へ虎視眈々。坪井が今季初ポール、野尻2番手でランキング逆転【第7戦予選】


スーパーフォーミュラ | 富士完全制圧へ虎視眈々。坪井が今季初ポール、野尻2番手でランキング逆転【第7戦予選】

 Q1 B組には、小高一斗(KONDO RACING)、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)、野尻、ニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)、大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、木村偉織(San-Ei Gen with B-MAX)、大津弘樹(TGM Grand Prix)、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が出走。

 こちらのセッションでは、まずは木村が1分22秒890でトップに立ち、すぐさま野尻が1分22秒355で逆転。これに山本が1分22秒612で2番手、大湯が1分22秒838で3番手に続くが、牧野が野尻のタイムを0.002秒上回りトップに躍り出る。

 これで野尻、山本、大湯はひとつずつ順位がドロップ。さらに可夢偉が1分22秒798で4番手に割って入り、大湯は5番手に。そして、最終ラップで大きく自己ベストを上げた大津が1分22秒637で4番手に飛び込んでくる。残るドライバーはピットへとマシンを進めるか、タイムを更新できずにセッション終了。牧野がトップでQ2進出を決め、野尻、山本、大津、可夢偉、大湯の6人がQ1突破し、木村、笹原、デ・フリース、小高がここで予選を終えることとなった。

牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2024スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 A組とB組の上位6名、計12台で争われるQ2は、可夢偉からアタックに入っていった。まずは1分22秒789でトップに立つが、牧野が1分22秒218で大きく差をつけ逆転。これに0.042秒の僅差で岩佐が続いた。

 その後、セクター2で速さを見せた野尻が1分22秒152で牧野を上回ってトップに浮上。セクター1では野尻のタイムを破っていた佐藤が続いてコントロールラインに戻ってくるが、後半でやや伸び悩み1分22秒319で4番手。チームメイトの山本が1分22秒457で5番手に続いた。

 そして、坪井が戻ってくる。坪井はセクター2で野尻を上回って見せると、セクター3もうまくまとめて1分21秒880をマーク。唯一1分21秒台にタイムを入れ、堂々のトップに躍り出た。

 これで坪井は今季初のポールポジション獲得。前述のとおりシリーズポイントを3ポイント加算し、66.5ポイントとした。予選2番手となった野尻も2ポイントを追加するが、0.5ポイント差で坪井がランキングトップに。この結果、順位を入れ替えたランキングトップ2が決勝レースでフロントロウを分け合うかたちとなった。

 予選3番手は福住。これに岩佐が4番手で続いていたが、コカ・コーラコーナー出口での走路外走行の判定で自己ベストタイムが採択されず、Q2最後尾の12位に。代わって牧野が4番手となっている。

 第6戦と同じく41周で争われる第7戦の決勝レースは、13日(日)の14時40分にスタートが切られる予定だ。

坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
2024スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士 ポールポジションを獲得した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)


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