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 11月8日、鈴鹿サーキットで行われている全日本スーパーフォーミュラ選手権第8・9戦の金曜専有走行後、今大会限りでSFのシートから退くことを大会前に発表していた山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が記者会見を行った。

 山本は2010年、当時の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにNAKAJIMA RACINGからデビュー。翌年にはTEAM無限に移籍し、2013年には初めてのチャンピオンを獲得した。2018年には二度目のタイトルを獲得し、翌年にはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに移籍、2020年には三度目のチャンピオンを手にしている。

 2021年からNAKAJIMA RACINGに復帰していた山本は2024年最終戦を前にした11月5日、自信のSNSでスーパーフォーミュラから「退く決断」を表明し、11月9・10日に行われる最終第8・9戦の連戦に臨んでいる。

 この日行われた90分間の金曜フリー(専有)走行でトップタイムをマークした山本は、17時30分から、集まった記者団を前に会見を行った。引退に至った経緯について、本音と真実を慎重に話そうとする姿勢、そしてファンから得られた“エネルギー”についてなど、注目点が多かった記者会見での山本のコメント全文を、以下に紹介する。

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