投稿日: 2024.11.10 20:54
更新日: 2024.11.18 11:13
更新日: 2024.11.18 11:13
チェッカー後にあふれた涙、「降りたくなかった」マシン。万感のフィナーレに滲んだ山本尚貴の“らしさ”
Kazushi Nakano / autosport web
表彰式後、全選手がポディウムに登壇して行われたシーズンエンドセレモニー。新王者となった坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がドライバーを代表して挨拶、長かった2024シーズンが本当の締めくくりを迎えようかというタイミングで、場内ビジョンに突然『サプライズにご協力ください』という文字が現れた。
司会を務めたピエール北川アナウンサーの合図に続いたのは、詰めかけた観衆からの『ナオキ』コール。すでに直前のシャンパンならぬ“炭酸水ファイト”でずぶ濡れになっていた山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)はキョトンとした表情を浮かべたが、近藤真彦JRP会長に促されると清々しい面持ちで表彰台の頂点に立った。
花束贈呈に現れたのは、恵里夫人。もちろんこれもサプライズだったが、少々照れくさそうな山本が恵里さんの肩を抱き寄せると、会場からは割れんばかりの大拍手が贈られた。