Tomohiro Yoshita

 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)の初チャンピオン獲得で幕を閉じた2024年の全日本スーパーフォーミュラ選手権。今シーズンは富士スピードウェイで3勝を挙げる活躍を見せ、最終大会の舞台となった鈴鹿でも2日連続で2位表彰台をマークし、念願の“日本一”に輝いた。

 レース後の各インタビューや表彰式では、どこか落ち着いた表情をみせていたが、ここにくるまでには相当なプレッシャーと闘っていたことは想像に難くない。パルクフェルメでのインタビューでも「この2週間は本当に生きた心地がしなかった」と語っていた。

 そんな坪井をそばで支えていたのが、妻であり自身もレーシングドライバーとしてKYOJO CUPに参戦する愛未夫人。最終決戦に向かうまでの夫の様子を聞いた。

■第7戦富士を終えてから増した“坪井家の緊張感”

 10月に富士スピードウェイで行われた第6戦・第7戦を連勝し、ランキング首位に躍り出た坪井。この時点でライバルに対して14.5ポイントのリードを築いており、彼に対する期待の声や注目度も増すばかりだった。

 それと同時に“緊張感”も坪井家では高まっていたという。

ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります

または

本日のレースクイーン

一ノ瀬のこいちのせのこ
2025年 / オートサロン
EXEDY
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る