2月18日、鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式テスト1日目では、昨年から目立った躍進を遂げた陣営があった。三宅淳詞の1台体制でエントリーするThreeBond Racingだ。
2024年シーズン、年間を通してノーポイントと苦しんでいた三宅の12号車は、この日朝のセッション1で首位から0.02秒差の2番手、本格的なドライ路面での初走行となった午後のセッション2でも、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)という上位勢の常連に次ぐ3番手に飛び込んだのだ。
「走り始めから、ここ最近にはなかったようなすごい手応えがありました」。初日の走行を終えた三宅は、爽やかな笑顔を浮かべながらそう振り返る。