また、新舗装の東コースについては「路面を張り替えたことで綺麗なことは綺麗なんですけど、『ここにこんなギャップがあるんだ!』とか『ここでこういうふうに(タイヤの)接地が抜けるんだ!』というのがありますし、トラップみたいに仕掛けられているようなギャップもあって、今までよりもテクニカルな感じはしますね。形こそ一緒ですけど……『全然違う鈴鹿サーキットが出てきたな』という感じです」と苦笑い。
他のドライバーたちからもざまざまな声が聞こえてきており、新舗装の影響が思いのほか大きいようだが、速度域の高くて非常に繊細なスーパーフォーミュラの車両だからこそ感じ取る違いもあるようだ。
「目視ではなかなか確認できないような“ほんのちょっとの違い”でも僕たちはすごく感じてしまうくらい低い車高で走っていますから、そういったところでドライバーのフィーリングは(路面が)少し変わっただけでも、かなり変わってきます」と野尻。
こういった違いは、前日のトラックウォークで8割方は見つけられていたというが「本当に同じところがないので、ちょっとしたギャップやカントが僕たちの感覚ではかなり変わってきています」と野尻は繰り返し語っていたのが印象的だった。
各チームともに目下の課題は3月に控えている開幕ラウンドの2連戦で好結果を残せるかと言うところ。そこに向けて、新しいタイヤだけでなく、新舗装された鈴鹿サーキットの東コースをいかに攻略できるかというところも、大きな注目ポイントになることは間違いない。
