Juju、次につながる手応えを感じての17位で終えた第4戦
4月20日(日)、モビリティリゾートもてぎにて全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦が行われました。昨日に続くダブルヘッダーの2レース目となった本日は、薄曇りのなか37周で争われ、
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing のJujuは21番グリッドからスタートし、17位でフィニッシュ、もてぎ大会を締めくくりました。
レースウィークに入りブレーキに問題を抱え、苦しい展開を強いられていたJuju。チームの努力もあり、その問題を改善して迎えた予選。しかし、路面温度がレースウィークで一番低かったなか、タイヤを充分に温めきれないままのアタックとなり、予選21番手となりました。
良いスタートを切った決勝。だが、直後にJujuの前で多重クラッシュが発生しセーフティカーが導入された。巻き込まれることを上手く回避したJujuはこのタイミングを利用しピットイン。しかし、タイヤ交換でミスがあり、大きなタイムロスとなってしまった。だが、セーフティカーが抜ける前にコースに復帰し、そのロスも最小限のダメージに抑えることができました。
レース再開後はタイヤをしっかりとマネージメントしながらの走行が続きました。一時は13位までポジションを上げながら、後続を抑えたJuju。レース終盤は長い周回数でタイヤが厳しくなるなかでも強い走りを見せ、17位で完走。次戦に手応えを感じるレースとなりました。
■ドライバー Jujuのコメント
「金曜日に発生したブレーキトラブルをかかえ、良くない流れのままで予選を迎えてしまいました。
私たちはアウト、ウォーム、プッシュでいく作戦だったのですが、タイヤを温めきれないままのアタックとなってしまいました。ただ、ブレーキについては昨日よりも良い感触が得られたので、そこは頑張ってくれたエンジニアとメカニックの皆さんに感謝しています。チーム一丸となって「諦めない」を実行できました。レースとしても昨日より良かったと思います」
「今大会にもたくさんのファンの皆さんが応援にかけつけてくれて、パドックや、ピットウォークのときに『よかったよ』『かっこよく走れていたよ』などと声をかけてもらい、ありがたく思うと同時に、ますます頑張ろうと思いました。次戦のオートポリスもよろしくお願いいたします」
■監督 野田英樹のコメント
「3月の鈴鹿開幕戦から時間があったので、充分に準備をし、マシンを仕上げて、このもてぎ大会にのぞんだつもりでしたが、金曜日のFP時に発生してしまったブレーキの問題があった中で、昨日土曜日のレースでは予選・決勝ともに良い結果を出すことができず、チームとしては大変苦しい流れとなりました」
「そうして迎えた日曜日の予選では、我々は昨日と同じようにタイヤの温めは1周でアタックする作戦をとったところ、路面温度が昨日よりだいぶ低く、タイヤを温めきれないままでアタックさせてしまうことになってしまいました。そんな中でもブレーキについてはしっかり作動してくれるようになったことが確認でき光が差したのですが、それに合わせたセッティングになおす時間もないまま決勝にのぞむことになりました」
「決勝スタートはうまくいったと思います。1コーナーをまわったところで複数台が絡んでいましたが、それをうまくかわし、SCの利点も活かしながら1周目でピットインしたところ、残念なことに存外時間がかかってしまい、ここでのロスが大きかったと思います。レースをしていれば、ドライバー、エンジニア、メカニック、皆がミスをする可能性があるわけですが、それぞれが個々のスキルアップをはかり、また、お互いをカバーしあえるよう努力することで、チームとしての総合力をあげていきたいと考えています」
「タイヤ交換後のJujuは、最終ラップまでタイヤをしっかり温存させるマネジメントを実行し、後続が迫ってきたら引き離す、また、各所でバトルを展開しながら、よく走り切ったと思います。昨シーズン全9戦毎戦完走を果たして得られた経験値が今シーズンにしっかりいきていて、成長がみてとれました。金曜日の時点では相当厳しいことになりそうだと考えていましたが、チームが一丸となって同じ目的、目標にむかって力を合わせることで、よりドライバーがレースで力を発揮できたと思います」
「また、チーム発足から2大会目で次につながる手ごたえを得られるレースができたことは、日ごろから応援してくださるファンの皆さんや、スポンサー各社様のおかげでもあります。これからも熱い声援とご支援をどうぞよろしくお願いいたします」
以上