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 関口、ガスリー、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、キャシディの順位で上位の隊列が整い、まずは誰が最初にピットに動くのか見守る展開へ。

 最初に動いたのは10番手スタートの中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)の8周目。翌周にはヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と塚越広大(REAL RACING)がピットイン。それぞれ完走するには足りない分の燃料を補いコースへと復帰していった。

 上位陣で最初に動いたのはロッテラー。8周目に1コーナーの出口で膨らんでしまい、その隙をチームメイトの一貴に突かれて3番手から4番手にひとつ順位を下げていたが、10周完了の時点でピットへ。タイヤ交換なしで給油を終えて16番手でコース復帰し、クリアラップでペースを上げていく。

 この合間に、キャシディにドライブスルーペナルティが課される。スタート手順違反があったとのことで自身初優勝は遠のいてしまった。

 13周完了時まで、トップの関口と2番手のピエール・ガスリーのは約2秒の差を保ちながら周回を重ねていたが。 14周目、関口雄飛がややペースを上げ、その時点の全体ベストタイムの1分8秒058を出し、2番手との差も2.86秒、翌周には3.31秒と差を広げていく。

 20周完了時にはキャシディに引き続きロッテラーにもドライブスルーペナルティが掲示される。こちらはピットレーン速度違反によるペナルティで、ロッテラーは最後尾から2番目の位置へ。この後退でロッテラーは今レースの優勝戦線だけではなくチャンピオンシリーズ争いからも大きく脱落してしまった。

 28周目には関口とガスリーの差は6秒まで広がっていた。その後も関口は1分8秒台を出し、独走状態へ。そんななか、スタートで大きく順位を落としていた石浦がノーピット戦略と見られるふたり、24周目にフェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO TEAM LEMANS)、29周目には可夢偉をパス。クリアラップを確保し、徐々にペースも上げていく。31周目にはその時点の全体ベストタイムも更新し、シリーズランキング首位の石浦の追い上げにも注目が集まり始める。

 レース半分が経過した34周目、関口とガスリーの差は7.1秒。上位の順位は関口、ガスリー、一貴、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、石浦、可夢偉の順。燃料も軽くなり各自ベストタイムを更新していくが順位は膠着状態に。

 そんな中42周目、関口の前方には周回遅れのマシンも現れ始める。この渋滞を避けるように関口がピットへと動いた。給油のみのピットストップを難なく決め、可夢偉の前の6番手の位置でコースへと復帰。

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