スーパーフォーミュラ第3戦富士 関口雄飛 レースレポート
午後2時45分、予選Q1が開始されます。しかし、またしても開始直前に雨。気温21℃、路面温度22℃でウエット路面となりました。これには星野監督も思わず笑顔で「雨が来た!」と声に出してしまったほどです。雨の走りには自信があります。
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL のマシンは、Q1、Q2を2台揃って見事にクリア。関口雄飛はQ1を3番手、Q2を5番手で通過。またしてもQ3へと駒を進めます。今季出場した全戦でQ3進出を果たしたドライバーは、ルーキー、関口雄飛ただひとりとなりました。
Q1、Q2、Q3と進むにつれて雨あしは弱まり、Q3では大幅に各車がタイムアップするほど、路面コンディションは良くなりつつありました。そんななか、午後3時32分に開始されたQ3で関口雄飛は一気に2番手タイムを刻んできます。しかしセッション終盤でタイムを刻んだドライバーが有利となり、関口が3周目にマークした1分41秒238は、結果的に5番手タイムとなりました。
日曜日朝のフリー走行は曇りでしたが、前日の雨が残り、フリー走行はウエット宣言がされた路面でした。多くのドライバーがウエットタイヤでタイムを刻んでいるなか、関口雄飛はレース中に雨が降り出した時のことも想定し、スリックタイヤでコースイン。濡れた路面を果敢にアタックして4番手タイムをマークするなどマシンのバランス自体は悪くないことを確認しました。
次第に路面が乾きはじめ、各車ともスリックタイヤでアタックを開始しはじめた際には、決勝に向けたセットを決めて再度コースイン。しかし1コーナー先でスピンして停止した車両が出たため、その回収で赤旗が出され、アタックすることなくピットに戻りました。
フリー走行は再開したのですが、アタックするだけの時間はなく、そのままピットへ。記録は14番手でしたが、感触的には問題はなく、自信を持って決勝に臨みました。