ティクトゥムはスーパーフォーミュラ初走行となった金曜専有走行で10番手、土曜午前のフリー走行は11番手。ノックアウト方式の公式予選ではチームメイトの山本尚貴(TEAM MUGEN)に0.083秒差まで迫ったが9番手。Q3進出を逃している。
「タイヤについてもミディアムとソフトの両方で走っていて、短い時間のなかでは慣れてきていると思う。ただ1周が短いから、コースが混雑するのが難しいところだね」
自身のドライビングスタイルについては「以前、(F1に参戦しているマックス)フェルスタッペンに似ていると言われたことがある」という。
「でも、比べると僕の方が部分的にはより優れていると思っている。もちろん成長しながら頑張っているところだけどね。僕はとてもアグレッシブなドライビングスタイルだと思っているし、チャンスは絶対に逃さない。プラスになるリスクをとりながら走るスタイルだと思っている」
2戦の代役参戦で、気になるのが来シーズンの選択肢に、スーパーフォーミュラが入るのかというところだ。「2019年シーズンはどうなるかまったくわからない」とティクトゥム。
「どんなシリーズを戦うことになってもいいように準備は整えるつもりだよ。ただ、日本のファンから温かい歓迎を受けているし、東京も気に入った。スーパーフォーミュラで戦えたらうれしいね」
ちなみにあこがれのドライバーはアイルトン・セナとジェームス・ハント、そしてルイス・ハミルトンなのだとか。
「ハミルトンはファッションだったり振る舞いなどで批判を浴びることが多いけど、彼は小さいころから1番になることを目標にしてきたドライバーだ。これだけ批判を浴びるのはジェラシーの裏返しだと思うよ」

持ち前のアグレッシブさで、上位進出をねらうティクトゥム。決勝は9番手からと中団からのスタートだが、台風の目となるか。