PETRONAS TEAM TOM’S 1号車 ドライバー
中嶋一貴:
昨日の予選から今日のウォームアップまで、ペースも流れもあまり良くなかったので多少不安はあった。8分間のウォームアップでダウンフォースをつけて、フィーリングが少し良くなった。
周りも良いスタートだったが、アウト側へとラインを変えて行ったら、幸い2番手まで上がることが出来た。あれでレースが決まったようなものだった。JP(デ・オリベイラ)よりダウンフォースが少ないのはわかっていた。セーフティカーランからの再スタートでのストレートが抜くチャンスだったのかも知れないが、もし前に出られてもどこまで抑えられたか分からない。レースペースなど、JPにはかなわないレースだった。2位という結果には満足している。
P.MU/CERUMO・INGING
38号車 ドライバー 石浦宏明:
昨日から今朝にかけて、フロントサスペンション周りにトラブルが出て、違和感があった。予選でもタイヤ選択をミスし、フィーリングも良くなかったが、決勝前に改善出来、優勝した岡山の時の感触に戻った。ウォームアップ走行の段階で良い手応えがあったので、スタートさえ決められればと考えていた。
スタートはまずまずだったが、両側を挟まれる形となり、ブレーキを踏んで避けたら3台くらいに先行されてしまった。セーフティカーランからの再スタート時も、オーバーテイクボタンを使ったが、同時にアンドレ(ロッテラー)にも使われて前に行かれるなど流れが悪く、どこで打開しようかと思っていた。さらにそこから無線が壊れてしまうという不運にも見舞われた。そんな状況だったが、ピット後、アンドレの前に出られるだけのギャップを築くべく猛プッシュした。
レース前、自分は早めにピットに入りたかったが、エンジニアには引っ張った方が良いんじゃないかと言われていた。結果的に、チームとエンジニアのアドバイスのおかげで3位に入ることが出来、満足している。